スマートフォンのメモリは容量が大きい方がいい?その役割やメモリ不足の際の対処法を解説

 

更新日:2021/3/31

スマートフォンのメモリは容量が大きい方がいい?その役割やメモリ不足の際の対処法を解説
スマートフォンのメモリは容量が大きい方がいい?その役割やメモリ不足の際の対処法を解説

スマートフォンのメモリは、端末の性能の判断材料となる、重要な記憶領域です。

 

メモリの容量が大きいとその分スマートフォンの動作が快適になるため、「メモリの容量は大きければ大きいほど良い」と思っている方もいるのではないでしょうか?

 

しかし、必ずしも「メモリが大きいほど優れたスマートフォンである」とは言い切れません。

今回は、メモリの持つ役割と、メモリ不足に陥った際の対処法についてご説明します。

スマートフォンにおけるメモリの役割とは?

スマートフォンにおけるメモリの役割とは?
スマートフォンにおけるメモリの役割とは?

まずメモリとは、「RAM(Random Access Memory)」とも表記されるスマートフォンをスムーズに動作させるための短期の一時的な記憶領域のことを指します。

 

アプリの読み込みやウェブページの閲覧など瞬間的な動作をつかさどります。

 

メモリの容量は、「○○GB(ギガバイト)」という単位で表現されます。

 

スマートフォンでは一度に複数のアプリを起動できますが、アプリを同時にたくさん立ち上げるとメモリの使用量が増えてしまいます。

 

そうした場面では、メモリが大きければ大きいほど処理速度は速くなり、スムーズにスマートフォンを操作できます。

メモリとストレージは違う?

メモリとストレージは違う?
メモリとストレージは違う?

同じメモリと呼ばれているもので、ROM(Read Only Memory)もあります。

 

ROMは、補助記憶領域で、画像やアプリといったデータを保存しておく場所です。ストレージと呼ばれることもあります。

SDカード等の記録メディアもこちらに分類されます。

 

前述した通り、RAMはコンピューターが処理するためのデータの一時的な置き場所。

 

わかりやすくたとえると、本(データ)をしまう本棚がROMで、本を出して勉強する机がRAMにあたります。

 

スマートフォンのスペック表の上では、RAMの容量が大きいと、一時的に処理できるデータが増え、ROMの容量が大きいほど、多くのデータを保存できるということです。

 

RAMは「○○GB」という表記から、よくROM(ストレージ)と混同されがちですが、役割が異なるため注意してください。

RAM(メモリ)の容量は大きい方が良い?

RAM(メモリ)の容量は大きい方が良い?
RAM(メモリ)の容量は大きい方が良い?

スマートフォンを選ぶ際に「なるべく容量が大きいものを選びたい」と考える方は多いのではないでしょうか。

実際、RAM(メモリ)が大きければ操作は快適になりますが、一方でデメリットがあるのも事実です。

 

RAM(メモリ)を大きくすることのメリット・デメリットについては、以下で詳しく解説します。

RAM(メモリ)を大きくするメリット

メモリを大きくすれば処理速度が上がるので、それだけ一度に多くのアプリを起動できるようになります。

 

RAM(メモリ)が小さい端末で多くのアプリを起動していると、スマートフォンがフリーズしてしまうケースも考えられます。

 

もしも複数のアプリを起動した状態でスマートフォンをサクサク操作したいのであれば、RAM(メモリ)の大きい端末を選びましょう。

RAM(メモリ)を大きくするデメリット

スマートフォンのメモリを大きくすると、それだけバッテリーの消耗が激しくなるというリスクが生じます。

メモリの容量が大きい場合、たとえアプリを起動していなかったとしても、メモリの容量分は常に通電された状態になります。

そのため、バッテリーの消費が激しくなってしまうのです。

スマートフォンに大容量メモリが必要な人とは?

ご紹介したように、RAM(メモリ)を必要以上に大きくすることでデメリットも生じます。

 

基本的にメモリは4GB程度あれば十分であり、それ以上のRAM(メモリ)が必要となるケースは限られています。

 

例えば、スマホでゲームを頻繁にプレイする場合には大容量のRAM(メモリ)が必要となります。

 

RAM(メモリ)が小さいとゲームアプリの動作が重くなったり、強制終了したりするケースも見られます。

そういった現象を防ぐために大容量のメモリが必要になります。

RAM(メモリ)が不足してスマートフォンが遅くなった場合の対処法は?

RAM(メモリ)が不足してスマートフォンが遅くなった場合の対処法は?
RAM(メモリ)が不足してスマートフォンが遅くなった場合の対処法は?

万が一RAM(メモリ)が不足してしまった場合にはどのような対処をすれば良いでしょうか。

不要なアプリの終了

RAM(メモリ)に余裕を持たせる手段のひとつが「利用していないアプリを終了させる」ことです。

 

アプリを起動させることでRAM(メモリ)を利用することになるので、利用していないアプリは終了させてしまいましょう。

 

アプリの終了の仕方は端末によって異なりますが、マルチタスク画面から対象アプリを横にスワイプする(または×のボタンをタップする)ことで可能です。

 

また、そもそもダウンロードだけしてほとんど使用していないアプリなら、いっそのこと削除すると、ROM(ストレージ)の整理ができるのでおすすめです。

キャッシュの削除

RAM(メモリ)が不足した際、アプリの削除と同時に考慮したいのが「キャッシュの削除」です。

 

ウェブサイトなどを閲覧した情報を一時的に保存しておく「キャッシュデータ」が蓄積していると、RAM(メモリ)を大きく消費してしまいます。

 

キャッシュを削除する際には、それぞれのアプリで方法が異なるため、注意しながら削除してください。

 

また、端末本体のキャッシュクリアを行うことも可能ですが、iPhoneでキャッシュクリアを行う場合は端末の初期化が必要になるため、バックアップは必須です。

RAM(メモリ)の容量別おすすめの格安スマートフォンを紹介

RAM(メモリ)の容量別おすすめの格安スマートフォンを紹介
RAM(メモリ)の容量別おすすめの格安スマートフォンを紹介

ここまでメモリについてご説明してきたところで、続いてはメモリ容量別におすすめのスマートフォン端末をご紹介していきます。

8Gのおすすめスマートフォン

 

・Reno 10x Zoom

Reno 10x Zoom
Reno 10x Zoom

8GBという大容量のメモリが特徴のスマートフォンが「Reno 10x Zoom」です。

 

余裕のあるメモリ容量がスムーズで効率的なストリーミングやゲームを可能にするため、ストレスフリーなスマートフォンライフが送れます。

 

特徴は、ハイクオリティなカメラ機能。

「10倍ハイブリッドズーム」や「ウルトラナイトモード2.0」によって、どんな場面でも美しい写真撮影が可能です。

HUAWEI nova 5T

HUAWEI nova 5T
HUAWEI nova 5T

「HUAWEI nova 5T」も、8GBのRAMを搭載しているスマートフォンです。

 

快適性と省電力性を兼ね備えた「Kirin 980 オクタコア」という処理装置で、アプリもゲームもサクサク。

グラフィックの処理能力を効率的に向上させる「GPU Turbo」は、迫力あるゲーム体験を実現し、没入感を高めます。

 

ゲームに適しているだけでなく、高性能クアッドカメラ+セルフィーの5つのカメラが搭載されているのも魅力です。

4GBのおすすめスマートフォン

 

・moto g7 plus

moto g7 plus
moto g7 plus

スマートフォンとしては一般的である、4GBのメモリを搭載した格安スマートフォンです。

 

メモリの容量は平均的ですが、「Qualcomm® Snapdragon™ 636、1.8GHzオクタコア・プロセッサー」という処理装置が内蔵されているため、迅速なデータ処理が可能です。

 

そのほか「ドルビーオーディオへの対応」「光学式手振れ補正(OIS)」など、オーディオ機能やカメラ機能も充実しています。

メモリをしっかり理解して、快適なスマートフォンライフを!

RAM(メモリ)とROM(ストレージ)の容量はスマートフォンライフを選ぶ上で、必ず確認しておきたいポイントです。

 

注意しておきたいのが、大容量のRAM(メモリ)にすれば処理速度が上がる一方で、バッテリーの寿命が短くなってしまうという点。

 

「とりあえずメモリの容量が大きい端末にしておこう」と考えがちですが、まずは自分がスマートフォンをどのような用途で使うのかを考え、その上で大容量のRAM(メモリ)が本当に必要かどうかを判断しましょう。

 

 

※当ページの情報は2021年3月時点のものです。

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