【端末レビュー】機能・性能・価格のバランス感が満点! モトローラの「moto g7」と「moto g7 plus」をレビュー
今回は2019/6/7に販売開始したモトローラの「moto g7」と「moto g7 plus」をご紹介します。
「moto g」は、アメリカでシェアをとっていた通信機器メーカー「モトローラ・モビリティ」が “みんなのプレミアム” をコンセプトに展開するシリーズ。
プレミアム感のある機能を手の届く価格帯で展開する本シリーズから新たに登場した「moto g7」と「moto g7 plus」は、それぞれ30,800円、38,800円(税抜・一括払いの場合)と手頃ながら、いずれも電池持ち、ディスプレイ、カメラ性能や写真クオリティ、動作、操作性など、全てにおいてバランスが良い端末です。
今回はこの2端末に共通する「moto g」ならではのプレミアムな機能と、「moto g7」と「moto g7 plus」を比較してわかった違いを紹介していきます。
「moto g7」と「moto g7 plus」でまず注目したいのはデザイン。
実はモトローラのファンの間では、スタイリッシュな端末デザインも人気の秘訣なんです。
特徴的なのは、背面の中心に配置されたカメラとモトローラのロゴ。
ロゴ部分は指紋認証のセンサーにもなっています。
「moto g7」は透明感のあるクリアなボディで洗練された印象、
「moto g7 Plus」はメタリックなボディでより高級感のある印象です。
カラーはmoto g7は「セラミックブラック」と「クリアホワイト」、moto g7 plusは「ビバレッド」と「ディープインディゴ」のそれぞれ2色展開です。
それでは機能の紹介に入っていきましょう。
設定画面で気になるのは「Moto」のメニュー。
ここから、様々なアクションをシンプルな動作で実行できる「Motoアクション」を設定することができます。
まずご紹介したいのが、「クイックキャプチャー」。
この設定をオンにしていれば、スマホを持った手で手首を2回ひねるだけで、すぐさまカメラが立ち上がります。
「写真を撮りたい!」と思う瞬間はいつも突然訪れるもの。
そんなときに画面のロックを解除して、カメラアプリを立ち上げて…なんて操作をしていては、大事な瞬間を撮り逃してしまいます。
Motoアクションのクイックキャプチャーを設定しておけば、画面のロックがかかった状態からでも手首をひねる動作だけですぐにカメラが立ち上がるので、シャターチャンスを逃しません。
Motoアクションでは他にも、
・電話を下向きにすると着信音が消える
・3本指で画面に触れるだけでスクリーンショットが撮れる
・スマホを2回振り下ろすとライトを点灯させられる
などがあり、ちょっとしたことを直感的なアクションで操作できるので、その手軽さはきっと癖になります。
スマホを選ぶときに気になるのがカメラ機能。
充実したカメラ機能も「moto g7」と「moto g7 plus」の魅力です。
ポートレートモードでは、被写体の背景をぼかすことで一眼レフで撮影したようなポートレートが撮影可能です。
AIカメラが笑顔を自動で検知してシャッターを切る「自動スマイルキャプチャー」は、集合写真を撮るときなどに楽しめる機能。
フレーム内の全員が笑顔になった瞬間に自動で写真を撮影してくれるので、全員がいい顔をしたときの瞬間を残すことができます。
笑顔を検知してからシャッターを切るまでの時差がほとんどないため、写真の前で笑顔をつくるのが苦手な人の一瞬の笑顔を撮るのにも重宝しそうです。
また、AIカメラのもう一つの機能「スマート構図」である機能を設定でオンにした状態で通常通り写真を撮影すると、
このようにAIカメラがもう一枚のおすすめ構図写真を自動生成して提案してくれます。
自分で撮影した写真と、「moto g7 plus」のAIカメラがおすすめしてくれた構図の写真を比べると、
ちょっとした違いではありますが、AIカメラがおすすめしてくれた写真の方が、バランスよく撮れていることがわかりますね。
写真を撮るたびにAIカメラからおすすめされる構図から学んでいくことで、いつの間にか自分の写真の腕前も上がっていきそうですね。
この他にもスマホを横にスライドし続けることでパノラマ写真が撮れる「パノラマ」モードや、
タップした場所の色のみを残しておしゃれな写真を撮影できる「スポットカラー」モード、
被写体の背景を自動で切り取って背景を合成できる「カットアウト」モードなど、
専用のアプリをインストールせずとも様々な写真を楽しめる機能が標準のカメラアプリに搭載されているので、写真を撮る楽しみが増えそうです。
上記で紹介したmotoアクションやカメラ機能は、「moto g7」と「moto g7 plus」のどちらにも搭載されている機能。
さらに、指紋認証での画面ロック解除機能などの最先端の機能はどちらの端末にも搭載されていますし、6.2インチのフルHDのディスプレイサイズまで同じです。
もし、ここまでの機能で十分満足!という方はよりお手頃なmoto g7で十分ご満足いただけるかもしれません。
ここからは「moto g7」と「moto g7 plus」の性能を比較していきます。
「まだ決めがたい」、「性能の差を知ってから選びたい」という方はぜひこの先も最後までお読みください。
それでは比較していきます。
「moto g7」シリーズの愛好者による満足度が最も高いポイント、それは「急速充電」です。
この急速充電を可能にするのが「ターボパワー」充電器。
「moto g7」には15Wターボパワー充電器、「moto g7 plus」には27Wターボパワー充電器が同梱されています。
充電スピードを比較するため、充電0%の状態から同時に充電を開始。
15分の充電で「moto g7」は23%、「moto g7 plus」はなんと41%まで充電することができました。
41%も充電があれば半日は問題なく利用できますので、それが15分で充電できるというのはとてもありがたいですよね。
外出先で充電が切れそうなときにも、電源のあるカフェで15分も充電すればその日はしのげるので安心。
さらにその後も充電を続けたところ、フル充電にかかった時間は「moto g7」は93分、「moto g7 plus」は43分。
夜寝る前に充電するのを忘れて朝充電がない!
そんなときも、moto g7 plusであれば、出かける準備をしている間にフル充電できてしまうので安心ですね。
「moto g7」も十分速い充電スピードではありますが、速さでは「moto g7 plus」が圧勝という結果でした。
「moto g7」シリーズの愛好者の間で、急速充電に次いで満足度が高いポイントが「電池もち」。
「moto g7」も「moto g7 plus」も3,000mAhのバッテリーを搭載し、終日駆動可能※だといいます。
※平均的なユーザープロファイルに基づき最適なネットワーク環境下でモトローラが行ったテスト結果に基づく
実際にフル充電からWi-Fiに接続し、輝度を中間(50%)の設定にしてYouTubeを全画面で再生し続けたところ、
1時間のバッテリー残量は「moto g7」も「moto g7 plus」も93%!
朝の通勤時間に動画を再生しても、日中使う分の充電をたっぷり残せるのが嬉しいですね。
電池の消耗が激しい動画再生でこの結果ですので、通常の使い方であれば終日駆動可能というのは納得です。
充電スピードでは明らかな差が出た「moto g7」と「moto g7 plus」ですが、電池もちにおいては2つの間では大きな違いはなさそうです。
最後に比較するのはカメラの性能です。
「moto g7」と「moto g7 plus」のそれぞれのカメラのスペックはこちら。
実際に風景を撮影して比較してみましょう。
どちらも綺麗に撮れていますが、「moto g7 plus」で撮影した写真の方が、鮮明に写っているように見えます。
ズームをしてみると違いが明らかですね。
今度は夜景を撮影してみました。
moto g7」で撮影した写真は光っている部分がやや白飛びしていますが、「moto g7 plus」で撮影した写真では「LUMINE」のサインの青い色までしっかりと捉えています。
「moto g7 plus」で撮影した写真の方が、実際の色を捉える分、温かみのある印象になりますね。
基本的な機能ではほぼ違いがない「moto g7」と「moto g7 plus」。
「moto g7」は一括払い:30,800円(税抜)・分割払い(24回):1,380円/月(税抜)
「moto g7 plus」は一括払い:38,800円(税抜)・分割払い(24回):1,720円/月(税抜)
これだけの機能を搭載しながら約3万円という価格の「moto g7」は、まさに性能よし・機能よし・価格よしのバランスがとれた端末と言えます。
さらに写真のクオリティーにこだわりたい方や、充電スピードに魅力を感じるという方は、「moto g7 plus」がおすすめです。
2019年06月07日時点での情報です。