スマホを乗り換える際にもチェックしたい!「スマホの名義変更」の事前準備や手順を徹底解説

 

更新日:2021/3/31

スマホを乗り換える際にもチェックしたい!「スマホの名義変更」の事前準備や手順を徹底解説
スマホを乗り換える際にもチェックしたい!「スマホの名義変更」の事前準備や手順を徹底解説

「家族内でスマホ契約の名義をすべてお父さんにしている」という家庭も少なくないはず。

しかし、子どもが成人した際や格安SIMへの乗り換えをきっかけに、名義変更を考えることもあるでしょう。

 

今回は、スマートフォン契約の名義変更について基本的な情報から手順、注意点などをご紹介します。

いざというときに困らないようにしっかりとチェックしておきましょう。

スマホの名義変更とは?

スマホの名義変更とは?
スマホの名義変更とは?

名義変更には3つのパターンがある

名義変更には主に3つのパターンがあります。まずは、それぞれについてご説明します。

・改称

氏名が変わった際に行う名義変更が「改称」です。

 

・継承

スマートフォンの契約者が亡くなってしまった際に、誰かがそのまま契約を引き継ぐことが「継承」です。

 

・譲渡

家族間や第三者(他社)に名義を変更する場合が「譲渡」にあたります。

基本的に家族間で譲渡する場合に手数料はかかりませんが、非家族の第三者へ名義変更をする場合は数千円程度の手数料がかかる場合があります。

名義変更のパターン例

・結婚や離婚など

結婚・離婚、あるいは改名をした際に改称が必要になります。基本的には名字の変更手続きのみ行う必要があります。

 

・家族間での譲渡

「親名義の契約で子どもの携帯料金を払っていたが、就職・引っ越し・アルバイト開始などのタイミングで名義変更をしたい」、「自分は買い替えるので古いスマートフォンを親や兄弟などの家族に使ってほしい」などのケースは、家族間の譲渡にあたります。

 

どの人までを「家族」と呼べるかは携帯電話会社により、異なっているので確認しましょう。

 

・非家族間の譲渡

「恋人の分のスマートフォンを契約したい」など、第三者に契約を譲渡するケースが「非家族間の譲渡」にあたります。

 

手数料がかかるケースが多い傾向にあります。

 

・継承

「契約していた家族が亡くなったので、スマートフォンを引き継ぎたい」という場合が「継承」に当てはまります。基本的に契約者の方がお亡くなりになったことを確認できる戸籍謄本の原本などの提出が必要になります。

MNP予約番号発行時は契約者名義に注意

大手携帯電話会社から格安SIMへ乗り換える際に、「同時に名義変更をしておこう」と考える方もいるのではないでしょうか。

 

格安SIMへの乗り換えは契約者変更の良いタイミングですが、名義変更のタイミングには注意する必要があります。

 

格安SIMへ乗り換える場合、基本的にはMNP予約番号を発行することになりますが、MNP予約番号は「発行した時点の契約者」に対して発行されます。

 

MNP予約番号の発行後に名義変更を行い、格安SIMに申し込んでしまうと、「MNP予約番号の契約者」と「お申し込みをした契約者」が異なるため、契約自体ができなくなってしまいます。

 

MNP予約番号を何らかの理由で第三者が入手した場合に電話番号の盗用を防ぐため、こうした制限があるのです。

名義変更については必ずMNP予約番号を発行する前に申請しましょう。

格安SIMでも名義変更はできる?

格安SIMでも名義変更はできる?
格安SIMでも名義変更はできる?

改称は主要格安SIMで対応可!譲渡に対応しているのは一部のみ

格安SIMでは改称による名義変更が基本的に認められていますが、継承・譲渡については認められていない場合もあります。

 

譲渡・継承ができる格安SIMもありますが、「家族間のみ譲渡可能」「家族・非家族(同居人、恋人など)どちらも可能」という大きく分けて2つのケースがあるので、適用範囲や条件をチェックしておきましょう。

 

また、譲渡・継承を認めていない格安SIMも少なくない状況です。格安SIMへの乗り換えを機に名義変更を予定している場合は、乗り換え前にチェックしてきましょう。

 

名義変更ができない業者へ乗り換えてしまった後に名義変更をしたい場合は、一度解約してから再契約を行うか、名義変更ができる格安SIMへ再び乗り換える必要があります。

名義変更の方法

ここでは大手携帯電話会社から格安SIMに乗り換える際に行う、名義変更の手順をご紹介します。

①名義変更の手続きを行う

まずは契約中の大手携帯電話会社の店舗へ行き、名義変更の手続きを行いましょう。

基本的には、名義を変更したい人と現在名義人になっている人の2人で店舗へ行くとスムーズに変更ができます。

 

どちらか一人しか行くことができない場合でも、両人の本人確認書類・印鑑・委任状があれば手続き可能な場合があります。

 

ドコモの委任状

 

auの委任状

 

ソフトバンクの委任状

 

本人確認書類は一般的に以下のようなものが挙げられます。

確認書類

・運転免許証(運転経歴証明書)

・パスポート

・障がい者手帳などそれに準ずるもの

・特別永住者証明書

・マイナンバーカード

・健康保険証(補助書類が必要な場合あり)

 

補助書類

・公共料金領収書

・住民票(発行日より3ヶ月以内で、現住所が記載されているもの)

・届出避難場所証明書(発行日より3ヶ月以内で、現住所が記載されているもの)

ただし、名義変更に必要な本人確認書類は携帯電話会社によって取り扱いが変わるため、事前にチェックしておきましょう。

 ②名義変更後にMNP予約番号を取得

名義変更後にMNP予約番号を取得
名義変更後にMNP予約番号を取得

名義変更が完了したら、MNP予約番号を取得します。

MNP予約番号の取得は窓口、電話、インターネットで取得することが可能です。

 

発行が完了するとSMSなどで、MNP予約番号と有効期限が届きます。

③変更後の契約者名義で格安SIMへ申し込む

名義変更を行い、MNP予約番号も取得したら、格安SIMへの申し込みを行いましょう。

 

基本的にはウェブからのお申し込みがメインです。

 

お申し込み方法は各格安SIMによって変わるため、乗り換え先の会社の公式サイトを確認しておきましょう。

格安SIMでも名義変更は可能!条件はそれぞれ違うので確認しよう

大手携帯電話会社から格安SIMへの乗り換えを考えているのであれば、乗り換え前にどの範囲まで名義変更が可能かどうかあらかじめ確認しておくと安心です。

 

乗り換え後に名義変更を行う可能性がある場合は、それを見越して格安SIMを選ぶ必要があります。

 

また、乗り換えを機に名義変更を行う場合は、MNP予約番号の取得前に名義変更を行う必要があることを忘れないようにしましょう。

 

 

※当ページの内容は2021年3月時点の情報です。

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