iPhoneの電池交換(バッテリー交換)はどこで交換してもらえる?よくあるバッテリーの不具合も紹介
更新日:2021/7/8
長期にわたってiPhoneを使っていると、段々とバッテリーの持ちが悪くなります。
これはバッテリーが劣化しているために起こる現象ですが、充電してもすぐに使えなくなってしまうと、非常に不便ですよね。
バッテリーの劣化が進むと端末そのものに不具合が起こることもあるため、トラブルが起こる前に、あらかじめ対処しておくと安心です。
バッテリーが原因の不具合が頻発したり、充電が持たなくなってしまったりした場合はどうしたら良いのでしょうか。
今回は、iPhoneのバッテリー交換についてご紹介します。
こんな症状があったら交換が必要かも……?
バッテリーの交換は、バッテリーが劣化したり不具合が発生したりする場合に必要になります。
以下のような現象が起きたら、バッテリーの交換のサインです。
バッテリーの持ちが著しく悪い
「あまり使っていないのに、数時間でバッテリーが100%から10%になってしまう」といった現象は、バッテリーの劣化が原因です。
たくさんバッテリーを使って性能が落ちると、充電の最大量が減ってバッテリーの持ちが悪くなってしまいます。
アプリが頻繁に落ちる
バッテリーから必要な電力が継続的に供給できない場合、CPUが本来の力を発揮できず、アプリが強制的に落ちてしまうことがあります。
バッテリー劣化が原因のことが多いですが(その場合はバッテリー交換が必要)、アプリやiOSが最新バージョンにアップデートされていないことが原因の場合もあるので、アプリが頻繁に落ちる場合はまずバージョンの確認をしてください。
電源がいきなり切れる
アプリが頻繁に落ちるのと同様に、バッテリーの劣化により、必要な電力が継続的に供給されない場合、iPhone自体の電源が落ちてしまうことがあります。
こちらのケースではバッテリーの劣化だけでなく、「圏外や電波が不安定な場所で使用している」「画面を明るく設定している」などにより電池の減りが早くなっている可能性も考えられますので、設定の確認をまずは行ってみてください。
充電に時間がかかる
充電に時間がかかったり、全く充電されなくなったりしてしまう場合は、まず「純正の充電器を使用する」「再起動してみる」「端子やコンセントを変える」「充電ポートを掃除する」といったことをしてください。
それでも症状が変わらないなら、バッテリーの劣化が原因である可能性が高いです。
画面パネルが浮く、液晶の表示不良
バッテリーの劣化によって、バッテリーそのものが膨張してしまうことがあります。
iPhone内部には余計な隙間がほとんどなく各パーツがぴったりと収まっているため、バッテリーの膨張によって内部から液晶パネルを押し上げてしまい、変形や表示不良を起こす原因となります。
そのまま使用し続けていると、バッテリーがさらに膨張して内部から本体を破壊する可能性があります。
iPhoneの「設定」でバッテリーの劣化状況がわかる!?
バッテリーが劣化するとさまざまな不具合が起こります。
できることならそうなる前に劣化状況を把握しておきたいものですよね。
実はiPhoneの設定から劣化状況を確認することができます。
バッテリーの状態は、どこで確認できる?
バッテリーの状態を確認するために、まずiPhoneの「設定」にあるバッテリーの項目を開きます。手順は以下の通りです。
(使用しているiOSのバージョンによって異なる場合があります)
最大容量を確認する
バッテリーの劣化と共に、バッテリーの最大容量は減ってしまいます。
Appleでは「フル充電を500回繰り返したとき、最大容量の80%を維持できるように設計されている」と品質基準を掲げています。
「○%以下になったらバッテリーの交換を行う」という明確な決まりはありませんが、最大容量の数値と実際の充電の持ち具合を確認しながらバッテリーの交換時期を見極めていきましょう。
ピークパフォーマンス性能を確認
「ピークパフォーマンス性能」とは、最大瞬時給電能力(ピーク電力)が低下してもiPhoneを使えるように、端末の性能を制御する機能を指します。
この部分に表示される文章によってバッテリーの状態を知ることができます。
主なパターンは以下の通りです。
バッテリーが正常な状態であればこのように表示されます。
何らかの理由によってアプリの起動を遅くするなど、パフォーマンス管理機能が働いています。問題がない場合は、管理機能を無効にすることも可能です。
パフォーマンス管理機能を無効にした際に表示されます。
バッテリーが正しく取り付けられていない場合などに表示されます。
この画面は、バッテリー容量やパフォーマンスが低下している場合に表示されます。このまま使用することも可能ですが、早いうちに交換を検討するといいでしょう。
純正品ではないバッテリーを取り付けた場合などはこちらが表示されます。
バッテリー劣化の警告表示が出ることも
iOS10.2.1以降のバージョンでは、バッテリーの劣化が進んだ際に以下のようなメッセージが表示されます。
この表示が出ている場合は交換や買い替えを行うようにしましょう。
確実に知りたい場合はAppleサポートに連絡!
より正確にバッテリーの状態を知りたい場合は、製造元であるAppleで確認してもらうといいでしょう。
公式ウェブサイトやAppleサポートアプリから診断を行ってもらうことができます。
iPhoneのバッテリーを交換してもらうには
バッテリーの劣化が進んでいる場合はバッテリーの交換を検討しましょう。ではバッテリーの交換はどこで行えばいいのでしょうか。
iPhoneのバッテリーはどうやって交換してもらう?
バッテリーの交換は、Apple StoreやApple公式プロバイダで行うことができます。
非正規店でもiPhoneの修理を行ってくれるお店がありますが、メーカー保証から外れてしまう可能性があるため、基本的には公式の修理を受けるといいでしょう。
バッテリーの交換を受ける際は、まずAppleの公式ウェブサイトからバッテリー交換を申し込む必要があります。
Apple公式ウェブサイトの「サポート」から以下のように進んでいきましょう。
「持ち込み修理」か「配送修理」を選ぶことが可能です。
持ち込み修理の場合は、表示されるApple Storeや公式プロバイダの中から店舗を選択して日時の予約を行います。
配送修理の場合は、iPhoneを配送業者が回収しに来てくれるため、手渡し可能な日時を選択し、予約を行いましょう。
iPhoneのバッテリーを交換する前にすべきこと
まずはバックアップをとっておく!
基本的には、データの消去を行うことになります。
そのためお店に持ち込む場合も郵送の場合も、バックアップをとっておきましょう。バックアップをとる方法は以下の2種類です。
LINEのトークやヘルスケアとアクティビティのデータなども保存しておきたい場合は、バックアップをとる前に「バックアップを暗号化する」を選択し、パスワードを入力しておきましょう。
パスワードを忘れてしまうと復元ができなくなってしまうため、注意が必要です。
持ち込み修理をする場合
持ち込み修理の場合、バックアップ以外で必要なことは「Apple IDの確認」「必要書類の準備」です。
必要書類には、購入時のレシート、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類などが挙げられます。
また、充電器などのアクセサリにも不具合がある場合は一緒に持って行くようにしましょう。
配送修理をする場合
郵送の場合、バックアップ以外で必要なことは「iMessageのオフ」「 [デバイスを探す] をオフにする」「デバイスを消去(初期化)」「SIMカード・ケース・保護フィルムの取り外し」です。
持ち込みの場合よりも自分でしなければいけないことが多くなりますが、忘れないようにしておきましょう。
「AppleCare+」は必要?
AppleCare+はAppleが運用しているApple製品の保証サービスです。
iPhone購入時か、購入日から30日以内であれば加入(購入)することができます。
未加入でも購入から1年間の製品保証と90日間の電話サポートが付いていますが、加入することで製品保証と電話サポートを2年間に延長することができます。
期間内であれば、バッテリー交換や画面の損傷などの修理を安い金額で受けられます。
しかし、加入に際して端末に応じた料金を支払う必要があるため、保証が必要かどうか考えておきましょう。
iPhoneのバッテリーの劣化を防ぐにはどうする?
バッテリーはできることなら劣化しないように使っていくのがベストです。では、どのように使えばバッテリーが長持ちしやすくなるのでしょうか。方法を解説します。
充電は継ぎ足して!
「バッテリーは使いきってからじゃないと充電容量が減ってしまう」という話を聞いたことがある方も多いでしょう。
実際、「ニッケル水素バッテリー」が使用されていた時代には、こうした充電方法が正しいとされていました。
しかし、「リチウムイオンバッテリー」が主流となった今では、充電を使い果たしてしまうとバッテリーにダメージを与えてしまうため、20%程度まで充電が減ってきたら継ぎ足しながら充電を行うのが最適な充電方法とされています。
なるべくフル充電は避ける!
充電を使いきってしまうのと同様に、フル充電の状態もバッテリーの劣化を早める原因となります。
そのため、フル充電になる手前で充電をやめるのもバッテリーを長持ちさせる有効な手段です。
充電したままの使用は避ける!
充電したままスマートフォンを使用する方も多いでしょう。しかし、充電した状態で使用を続けていると発熱の原因となります。
熱はバッテリーにダメージを与え、劣化の原因となるため注意しましょう。
高温状態は厳禁!
熱はバッテリーの劣化を早める大きな原因の1つ。
ヒーターの近くに置く、発熱したスマートフォンを使い続けるなど、極端な高温状態で使用・保管をしないようにしましょう。
交換するより型落ち新品iPhone・中古iPhoneなら安く済むかも!?
バッテリーの劣化を「遅らせる」ことはできても、「止める」ことはできません。いずれはバッテリーの交換が必要となるでしょう。
しかし、「同時に修理が必要」「保険が切れている」といった場合は、iPhoneを買い替えた方が安く済むかもしれません。
Apple公式で買うのもいいですが、格安SIM会社を含む様々な携帯電話会社でも、iPhoneを販売しているところもあります。
場合によっては、型落ち新品iPhoneや中古など格安で売っていることも。
利用している携帯電話会社で希望の機種が販売されているかチェックしてみましょう。
バッテリーが劣化したらしっかりと交換を!
バッテリーの劣化は避けられないもの。しかし、劣化した状態を放置していると、日常的に使いにくくなるだけでなく、端末の故障につながる可能性もあります。
もし、バッテリーの劣化が進んでいるのであれば、バッテリーの交換や端末の買い替えを検討してみてください。
バッテリー交換や買い替えをしたら、スマホのプランも再検討してみては?
今では、ほとんどのスマホの通信会社でiPhoneが使えるようになっています。
iPhoneのバッテリー交換や買い替えで大きな出費になってしまった…という方はスマホのプランも見直してみましょう。
格安SIM以外にも、大手携帯電話会社が提供する格安オンライン専用ブランドもあり、今は選択肢が広がっています。
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※当ページの情報は2021年7月時点のものです。