「Android⇔iPhone」それぞれに乗り換える際のメリット・デメリットとは?

 

更新日:2021/3/31

「Android⇔iPhone」それぞれに乗り換える際のメリット・デメリットとは?
「Android⇔iPhone」それぞれに乗り換える際のメリット・デメリットとは?

世界のスマートフォンOSやブラウザのシェアが確認できる統計データ「StatCounter」によると、2020年7月の国内におけるスマートフォンOSのシェアはiPhoneが63.48%、Androidが36.37%でした。

 

双方に「固定ファン」が存在していますが、実際にそれぞれのスマートフォンを持つことにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

 

今回はAndroidもしくはiPhoneへの乗り換えを検討している方に向けて、それぞれの端末に乗り換える際のメリット・デメリットを解説します。

AndroidからiPhoneに乗り換えるメリット

AndroidからiPhoneに乗り換えるメリット
AndroidからiPhoneに乗り換えるメリット

まず、AndroidからiPhoneに乗り換える際のメリットを見ていきましょう。

 

 

シンプルで直感的な操作性

 

 

iPhoneは、スマートフォンを持つのが初めてという人でも使いこなせるくらいシンプルなデザインと操作性が最大の特徴です。

 

細かくセグメントされた機能が少ないため、操作で迷うことも少ないでしょう。「説明書を読まなくても感覚で使いこなせるシンプルさ」は大きな魅力にもなっています。

 

「日本で最初に流通したスマートフォンがiPhoneだったので、使い続けている」というユーザーもいれば、「最近になってiPhoneを持ち始めた」という高齢者のユーザーもいます。万人受けする誰もが使いやすい仕様が、好評を博している一因と言えそうです。

 

 

タッチレスポンスの感度が高く動作が速い

 

 

スマートフォンは「反応速度」が使いやすさを大きく左右します。その点で言えば、iPhoneはタッチレスポンスの感度が高く、サクサクと動作する点が好評です。

 

連絡手段、情報収集、音楽再生、動画視聴など、スマートフォンは1台であらゆる目的に使用するだけに、一つひとつの動作が遅いとそれだけでイライラすることもあるでしょう。その点、 iPhoneは動作に関してほとんどストレスなく作業できます。

 

 

最新のOSが常に利用できる

 

 

iPhoneはOSのアップデートが逐一行われており、常に最新の状態で利用できるのもメリットです。iPhoneのOSは、Appleが独自に開発している「iOS」。そのため、OSをアップデートすればすぐさま端末を最適化することができます。

 

機能変更や不具合の修正などを踏まえた「メジャーアップデート」と、バグや不具合による軽微な調整をする「マイナーアップデート」によって、OSは常に最新の状態に保たれます。機能面やセキュリティ面を鑑みても、アップデートが頻繁に行われるiPhoneは安全・安心に使用できるスマートフォンだと言えるでしょう。

 

 

内蔵ストレージ(ROM)が大容量

 

 

Androidの場合は、画像や動画などのデータを保存するのにSDカードを活用できます。一方のiPhoneは、SDカードが使えない仕様のため、端末そのものの内蔵ストレージ(ROM)の容量が大きい傾向にあります。

 

例えば、「iPhone 11 Pro」には、内蔵ストレージが512GBという大容量のバージョンもあります。こうした端末を選択すれば、わざわざSDカードを別途購入するなどの煩わしさもなくなるでしょう。

iPhone からAndroidに乗り換えるメリット

iPhone からAndroidに乗り換えるメリット
iPhone からAndroidに乗り換えるメリット

続いて、iPhoneからAndroidに乗り換える際のメリットについてご紹介します。

 

 

端末が安く買える

 

 

Android端末の特徴は、種類・スペック・端末のメーカーなどによって値段が大きく変わること。数ある選択肢の中から格安の端末を選べば、iPhoneよりもお得に購入することができます。

 

お財布に優しい点は、Androidスマートフォンの大きなメリットのひとつです。

 

「手に取りやすくて機能が豊富」という理由から世界の人に愛されており、iPhoneよりAndroidの方が高いシェア率を誇る国もあります。

 

 

アプリカスタマイズの自由度が高い

 

 

iPhoneは決まった位置にインストールされたアプリのアイコンが並びますが、Androidはホーム画面のレイアウトが自由。壁紙の見え方やアプリの位置を好きなように変更できます。

 

ブラウザアプリを起動しなくても、ホーム画面にGoogleの検索窓が用意されているところなども非常に便利です。

 

「ホーム画面を自由にレイアウトしたい」「よく使う機能を起動するまでの手順をできるだけ減らしたい」と思っている方に、Androidはぴったりです。

 

 

ウィジェット機能が便利

 

 

「ウィジェット」とは、アプリのデータや機能を「ひと目で」確認できるようにした機能のことです。

 

Androidでは、ホーム画面にあるアイコンだけで情報をチェックできたり、アプリに備わっている一部の機能だけを使ったりすることができます。ウィジェットの表示範囲を変更できるのも魅力です。

 

iPhoneにもウィジェット機能はありますが、Androidと比べると表示範囲・表示内容の自由度が低くなっています。

 

 

SDカードで容量を増やせる

 

 

端末の使用期間が長くなってくると、写真・動画・アプリなどのデータが増えて容量が足りなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。

 

Androidの場合はSDカードを利用できるため、パソコンに接続しなくても写真などを端末以外に直接保存することができます。SDカードさえあれば、端末の容量を気にせず使い続けられます。

 

iPhoneの場合はiCloudやiTunesへのデータの同期が必要になるため、手間がかかってしまいます。SDカードを使って手軽にデータを保存できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

自分に合った端末を選ぶ際の参考に!iPhoneのメリット・デメリット

自分に合った端末を選ぶ際の参考に!iPhoneのメリット・デメリット
自分に合った端末を選ぶ際の参考に!iPhoneのメリット・デメリット

続いては、iPhoneのメリット・デメリットをご紹介します。

 

 

iPhoneのメリット

 

1. OSが初心者でも使いやすい

 

 

外観のデザインだけでなく、iOSそのもののデザインが優れており、操作しやすいため、スマートフォン初心者にもなじみやすいと言われています。「端末を新しくしても操作で迷うことがあまりない」という点もiPhoneならではの魅力です。

 

 

2. セキュリティが強力

 

 

個人のプロフィールや決済情報、メールやSNSのやり取りまで、大切な情報がたくさん詰まっているスマートフォン。iOSでは、1ヶ月に1回以上のセキュリティ対策を含めたアップデートが行われているため、「セキュリティが強い」と言われています。

 

また、App StoreでダウンロードできるアプリはすべてAppleの厳しい審査をクリアしたもののみとなっています。この点でも、安心して利用しやすいと言えるでしょう。

 

 

3. 端末の変更が簡単

 

 

過去のiPhoneではiTunesやiCloudへのバックアップが必要でしたが、iOS11からは古いiPhoneから新しいiPhoneへの乗り換えが「端末をかざすだけ」と非常に楽になりました。自宅で古い端末と新しい端末2台を用意するだけで、データの移行を完了できます。

 

 

iPhoneのデメリット

 

1. 端末の値段が高い

 

 

Androidの格安端末と比べてiPhoneの値段設定は高いため、コストを重視する人にとっては値段がマイナスポイントになるでしょう。お得に購入したいときは、各携帯電話会社のキャンペーンや下取りサービスを利用するのがオススメです。また、中古品を購入するという手もあります。

 

 

2. SDカードが使えない

 

 

iPhoneではAndroid のようにSDカードを使うことができないため、データ容量を増やす手段がありません。写真・動画などを大量に保存したい方は、あらかじめ大容量の端末を購入しておくか、iCloudやiTunesにデータを保存しましょう。

 

 

3. iPhone7以降はイヤホンジャックがない

 

 

iPhone7以降の端末では、イヤホンジャックが廃止されました。通常のイヤホンをライトニング端子に切り替えられる製品やBluetoothなどを利用したワイヤレスイヤホンを利用すれば問題ありませんが、通常の端子のイヤホンをそのまま使い続けたい場合はやや不便です。

 

ライトニング端子のイヤホンを使っている間は、ライトニングケーブルで充電ができないというデメリットもあります。

自分に合った端末を選ぶ際の参考に!Androidのメリット・デメリット

自分に合った端末を選ぶ際の参考に!Androidのメリット・デメリット
自分に合った端末を選ぶ際の参考に!Androidのメリット・デメリット

以下では、Androidスマートフォンのメリット・デメリットをご紹介します。

 

Androidのメリット

 

1. 端末の種類が豊富で幅広い

 

 

AndroidというOSを搭載した端末の種類が幅広く、気に入ったメーカーの端末を購入できる点がメリットです。主な端末のメーカーには、サムスン、ファーウェイ、ソニー、SHARPなどがあります。コストパフォーマンスに優れた端末からスペック重視の高級端末まで、選択肢が豊富な点は大きな魅力でしょう。

 

 

2.「戻る」ボタンが便利

 

 

Androidには、iPhoneにはない「戻る」ボタンが存在します。画面下部の左向きの矢印をタップするだけでどんな場面でもすぐ前の画面に戻れる、とても便利な機能です。

 

 

3. 何かと自由度が高い

 

 

ウィジェットをホーム画面に置ける、アプリのアイコンを好きなようにピン止めできるなど、画面レイアウトの自由度が非常に高い点に魅力を感じる人も多いでしょう。「メニュー等を自分の使いやすいように細かく設定したい」というこだわり派の方にはAndroidがオススメです。

 

 

Androidのデメリット

 

1. 端末のスペック・操作性にバラつきがある

 

 

Androidを搭載した端末は多くのメーカーから出ているため、端末のスペックにバラつきがあるのが特徴です。

 

中には操作性がイマイチな端末やメーカーも存在するので、操作性をよく吟味してから購入しましょう。シニアなどのスマートフォン初心者でも操作が簡単なものも存在します。

 

 

2. アプリの安全性にやや不安がある

 

 

Androidは端末のメーカーが複数あり、それぞれに仕様が異なるため、均一なセキュリティ対策をやや実施しにくくなっています。各携帯電話会社のサービスやセキュリティソフトを利用して、セキュリティ対策を行いましょう。

AndroidとiPhone、よく比較して最適な端末を選ぼう!

AndroidとiPhone、よく比較して最適な端末を選ぼう!
AndroidとiPhone、よく比較して最適な端末を選ぼう!

今回は手持ちのスマートフォンからAndroidやiPhoneに乗り換えるメリット・デメリットをそれぞれご紹介しました。

 

その結果、値段や操作性、SDカード・イヤホンジャックの使用の有無などさまざまな差異があることがお分かりいただけたかと思います。

 

どちらのOSにもそれぞれ良い点があるので、機能や料金などを比較して自分に合うスマートフォンを探してみてくださいね。

 

 

 

※当ページの情報は2021年3月時点のものです。

※画面表示や操作方法は端末やOSによって変わる可能性があるのでご注意ください。

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