格安SIMは災害時でも使える?格安SIM利用者のためのスマホでできる災害対策

格安SIMは災害時でも使える?格安SIM利用者のためのスマホでできる災害対策
格安SIMは災害時でも使える?格安SIM利用者のためのスマホでできる災害対策

地震や台風、大雨などの自然災害時には、電話回線やインターネットが繋がりにくくなる傾向にあります。

特に格安SIMの場合は、使えるのかどうか不安に感じている方も多いのではないでしょうか?


今回は、災害時の格安SIMの利用やスマホでできる災害対策について詳しく解説します。


いざというときの対策に、ぜひお役立てください。

格安SIMは災害時でも利用できる?

まずは災害時の格安SIMの利用について、音声通話(090や080などの電話番号で発信する通話のこと)・データ通信の順に見ていきましょう。

音声通話

格安スマホでも災害時の通話は可能です。


災害時の現場では、ほかのエリアからの安否確認などで通話が集中するため、繋がりにくくなることを避ける目的で携帯会社が一部の通話に規制をかけることがあります。


格安SIM はドコモ・au・ソフトバンクなどの回線を借りているため、大元の回線が規制されると利用できなくなります。

緊急電話への架電は音声通話SIMのみ

格安SIMが提供するSIMカードには、大きく分けるとデータ通信SIMと音声通話SIMがあります。


080や090の電話番号を利用して音声通話ができる音声通話SIMであれば、「110番・119番」などの緊急電話の利用が可能です。


一方で、「データ通信SIM」は電話そのものができないので、緊急電話も利用できません。

IP電話も使えるけど緊急電話はできない

データ通信専用の端末であったり、データ通信SIMで契約している場合でも、LINEやSkypeといった通話ができるアプリや、インターネット回線を利用する「IP電話」であれば災害時でも問題なく利用できます。


しかし、緊急電話は利用できません。

データ通信

データ通信は災害時でも利用可能です。音声通話と異なり、まったく通信ができなくなるような規制はされません。


しかし、ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手携帯電話会社の回線が混雑し、速度が低下した場合は、格安SIMも同様に通話速度が低下します。


大手携帯電話会社からMVNOを接続する回線は1~2ヶ所しかないため、基地局が混雑するとデータ通信速度は大きく低下し、全国で同時に速度低下が起こる可能性があるのです。

もしもに備えて、格安SIM利用者のための災害対策

災害時に冷静に行動するには、普段からの備えが大切です。


格安SIMでは災害時の安全確保に欠かせない伝言掲示板や警報システムが利用できないサービスもあるため、代わりとなる災害用アプリを入れておきましょう。

災害用伝言板

災害時用伝言板は、地震など大きな災害が起こったときに、安否情報を確認できたり、書き込んだりできる伝言板サービスです。


固定電話では「171」で利用可能。

携帯電話(ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル)などでも「災害用音声お届けサービス」という同様のサービスを利用することができます。


しかし、格安SIMではこれらに変わる音声による災害用伝言ダイヤルサービスがないため、音声で安否の情報を残すことはできません。


格安SIMでも使える下記のような災害用伝言板サービスをダウンロードしておきましょう。

格安SIMでも利用できる災害用伝言板「web171」

web171はNTT東日本および西日本が提供するデータ(インターネット)を使ったNTTが提供している災害用伝言板サービスです。


電話番号と名前、伝言を登録しておくと、ほかのユーザーが電話番号や名前から検索して伝言を確認することができます。

全国瞬時警報システム(Jアラート)

Jアラートは、総務省消防庁が提供している警報サービスです。


大規模な自然災害や弾道ミサイルをはじめとする国外からの攻撃といった早急に対処しなければいけない緊急事態を、通信衛星と市町村防災無線を通して国民に瞬時に知らせます。


対応しているかは、利用端末によって異なります。


格安SIMはJアラートを受信できない端末もあるため、必ず代わりとなるアプリを入れておきましょう。

格安SIMでも利用できる警報サービス「Yahoo!防災速報」

Yahoo! JAPANが提供するスマートフォン用無料アプリです。


地震だけでなく、土砂災害情報・避難情報・津波予報・豪雨予報・電力使用状況・国民保護情報・Jアラートも受信できます。


自宅、実家、勤め先など、最大で3ヶ所まで通知したい場所を登録することができます。

これひとつ入れておけば、さまざまな災害に幅広く対応できるので大変便利です。

緊急地震速報

緊急地震速報は、地震が発生した際に縦波(P波)の初期微動をとらえ、大きな揺れが起きる前にいち早く知らせる速報システムです。


これも端末によって受信できる/できないが異なります。


確実に地震の速報を受け取りたい場合は、類似の機能を持つアプリを入れておきましょう。具体的には下記の防災アプリがおすすめです。

格安SIMでも利用できる防災アプリ「ゆれくるコール」

気象庁の緊急地震速報をもとに地震到達の情報を通知するアプリです。


地震の到達をカウントダウン形式で知らせてくれるので、強い揺れに備えることができます。


音量・地域・震度の細かい設定も可能。津波や注意報の発表・解除の通知もしてくれるので地震時の防災アプリとして重宝します。

その他、災害時に使える便利ツール

上記で紹介した以外にも災害時に使える便利なツールがあります。

LINE

災害時は音声通話ではなく、LINEやFacebook、TwitterといったSNSやメールなどのデータ通信を利用するのがおすすめです。


データ通信は同時に多くの方が利用できるため、通話よりも比較的つながりやすいのがメリット。


登録者同士でなければ利用できませんが、LINE通話を使えば会話のやり取りをすることも可能です。


また、大規模災害が発生した際は対象者にLINEのメッセージが届きます(大規模災害発生時のみ、LINEに自動で表示される機能)。


回答メッセージ(「無事です」など3つの選択肢がある)を選んでタップし投稿すれば、タイムライン上で自分の被害状況を知らせることができるので活用するといいでしょう。

Googleパーソンファインダー(安否情報登録ツール)

Googleが提供している安否確認サービスで、災害時にのみ利用できます。


家族や友人の「安否を確認する機能」と、自分の「安否を伝える機能」の2つがあります。


氏名のみで登録・検索できるので電話番号がわからないというときに便利です。

J-anpi(安否情報検索ツール)

NTTレゾナントが提供している安否情報の検索ツールです。


被災者がどこに安否情報を登録しているのかを検索するためのツールで、災害掲示板や各企業・報道機関・自治体の提供する情報も一括検索できるので確認漏れがありません。

NHK ニュース・防災

NHKの公式アプリです。


テレビが見られない状況でも、NHKによる災害時の避難情報や台風情報・雨雲・河川情報などをチェックすることができます。


地域の天気情報なども把握できるので、災害時だけでなく平常時も大変重宝します。

NewsDigest(ニュースダイジェスト)

ニュース速報や地震情報・災害速報をいち早く伝えるニュースアプリです。


平常時にはテレビやソーシャルメディアなどで話題のニュース、天気に関する情報も届きます。災害や重大ニュースだけを受け取るように設定することも可能です。

普段から防災意識を高めるには?災害時に気を付けるべきこと

普段から防災意識を高めるには?災害時に気を付けるべきこと
普段から防災意識を高めるには?災害時に気を付けるべきこと

災害時に自分や大切な人の安全を守るためには、日ごろから防災意識を高めておくことが大切です。


災害前に確認しておきたいポイント・災害時に心がけたいことをいくつかご紹介しますので、日ごろから意識してみてください。

避難場所を確認しておこう

災害時は慌ててしまい冷静な判断ができない場合も。

平常時に避難場所を確認しておけば、いざというときにもスムーズに避難できます。


避難場所は自治体ごとに決まっているため、自治体の公式サイトで確認しましょう。

そのほか、Yahoo! JAPANが提供している「Yahoo!天気・災害」ページでも地図や地名から避難場所を確認できます。

緊急速報・緊急地震速報を受信できる状態か確認

災害が起きる前に自分の端末が緊急地震速報を受信できる状態であるかどうか調べておきましょう。


対応端末は、各端末メーカーのウェブサイトなどで確認しましょう。


また、気象庁のウェブサイトでは、緊急地震速報に関する様々な情報が紹介されています。こちらに目を通しておくとよいでしょう。

受信できない端末は、地震速報やJアラートを知らせてくれるアプリをダウンロードしておきましょう。


また、SIMロックフリーのスマートフォンの場合、出荷時点で緊急速報の警報表示がOFFになっている可能性があるので設定を確認しておきましょう。

被災地への電話は落ち着いてから

被災地に家族や知人がいる場合、安否が気になるのはわかりますが、あまりに回線が混み合うと余計に連絡が取れない状態になってしまいます。


最悪の場合、被災地からの発信が制限されることも考えられます。

緊急通報が優先できるよう、緊急でない場合は少したってから電話するよう心掛けましょう。

災害時の連絡手段はアプリや安否確認ツールを使う

連絡を取りたい場合は、なるべくLINEなどのメッセージアプリやFacebook、TwitterといったSNS、メールなどのデータ通信を利用するのがおすすめです。

特にLINE機能のひとつである「グループトーク」は、複数人同時に送受信できるので緊急の連絡網として便利。

いざというときのために家族やご近所などでグループを作って登録しておくといいでしょう。


また、上記で紹介した「災害用伝言板(web171)」や「Googleパーソンファインダー」といった安否確認ツールの活用もおすすめします。



いざという時に備えて、SNSは利用登録しておくと便利です。通話アプリはインストールをしておいて、いつでも使えるようにしておきましょう。

LINEモバイルは災害時も使用可能!

LINEモバイルをはじめとした格安SIMは災害時も基本的に通話・データ通信ともに使用可能です。しかし、緊急電話などは契約内容によっては利用できないものもあります。


音声通話もデータ通信も、被害が大きい場合は回線に影響が出る場合があることを視野に入れておきましょう。


地震速報、Jアラートなどに対応していない端末もあるため、まずは自分の端末をチェックしておいてください。


端末が対応していない場合は、代わりとなるアプリを入れることで対策になります。


災害対策としては、普段から防災意識を持っておくことが非常に大切です。


避難場所の確認やLINEグループの作成など、平常時にできるだけ備えておきましょう。

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