スマホにいつも届く迷惑メールをそろそろとめたい!迷惑メールへの対処法
更新日:2021/3/31
スマートフォンに数十件、数百件と届く迷惑メール。
昼夜問わず送られてくるため非常にわずらわしく、大切なメールが埋もれてしまうのも悩ましいところです。
今回は迷惑メールが届いてしまう理由や、対処法などをご説明します。
迷惑メールについて正しい知識を持ち、トラブルを招かないように対処しましょう。
どうしてスマホに迷惑メールが届くのか
「原因はわからないけど、迷惑メールが届くようになってしまった」という経験をしたことがある方も多いはず。
まずは、迷惑メールが届く理由について知っておきましょう。
アドレス収集目的のサービスに登録してしまった
懸賞や出会い系のサイト・アプリの中には、個人情報の収集を目的とした悪意のあるものも存在しています。
一見、普通のサイトのように思えますが、こうしたサイト・アプリだと気付かずにメールアドレスなどを登録してしまうと、個人情報などが迷惑メール送信業者に流れる可能性があります。
基本的にはそういったサイトを利用しないのが一番ですが、利用する際は運営会社の情報を確認し、信頼できるかどうかを見極めましょう。
SNSや掲示板にアドレスを公開している
SNSや掲示板、個人サイトなどでアドレスを公開している方もいると思いますが、インターネット上に書き込まれたアドレスは迷惑メール業者に見つけられる可能性があるため、注意しておくべきです。
メールアドレスはなるべく公開しないのがベスト。
どうしても必要な場合は、使い捨てのフリーアドレスを取得しましょう。
ウイルスに感染してアドレスが漏れてしまった
問題のあるソフトやアプリをダウンロード・インストールしたり、不審なサイトへアクセスしてしまったりすると、ウイルスに感染することがあります。
ウイルスに感染すると、アドレスなどをはじめとした個人情報が収集されてしまう可能性があります。
怪しいサイトにはアクセスせず、不審なアプリはダウンロードしないように心がけましょう。問題のあるソフトやアプリをダウンロード・インストールしたり、不審なサイトへアクセスしてしまったりすると、ウイルスに感染することがあります。
ウイルスに感染すると、アドレスなどをはじめとした個人情報が収集されてしまう可能性があります。
怪しいサイトにはアクセスせず、不審なアプリはダウンロードしないように心がけましょう。
ランダムな宛先に送ったものがたまたま届いた
メールアドレスを予測し、迷惑メールを無差別に送っているケースもあります。
そのため、シンプルなアドレスは複雑なアドレスに比べて迷惑メールが届く可能性が高くなってしまいます。
また、@より前の部分に「ichiro_satou@~」など人名を入力して送信している場合もあるため、アドレスの文字列に人名を使ったり、ありがちな単語を使ったりしないほうが安全といえるでしょう。
迷惑メールの手口はどのようなもの?
迷惑メールにもさまざまなタイプがあり、ありとあらゆる文章でURLのクリックや個人情報の入力を促してきます。
そういった迷惑メールのパターンを例文とともにご紹介します。
「儲かる・お金あげます」系迷惑メール
数ある迷惑メールの中でも、お金に関する内容は非常によく見かけるパターンのひとつです。
「使い道がないので、たまたま見つけたあなたに○○万円を差し上げます」
「単純な作業をたった数分行うだけで、月収○○万円稼げます!」
「▲▲様から、○○万円のお振り込みを保留しています」
こうした甘い言葉で、メールに記載されたURLのクリックを誘導してきます。
こういったメールでは、有料のコミュニティーサイトに誘導して高額な利用料を払わせたり個人情報を入力させたりする流れがよくあります。
「不安をあおる」系迷惑メール
最近の迷惑メールには不安をあおるような内容で、個人情報の入力を誘導するメールも増えています。
「ご登録いただいている○○銀行がシステムのアップグレードを行うため、アカウントが凍結されてしまう恐れがあります」
「お使いのパソコンが違法にハッキングされているという調査結果が出ています」
「お客様が登録しているサービスの延滞金○○万が未払いです。至急お振り込みください。対応していただけない場合は差し押さえや法的手段を用います」
あの手この手で言葉巧みに不安を煽り、個人情報の送信やお金の振り込みを要求してきます。
最近では、有名企業の名前を騙ったメールもあり、注意が必要です。
重要なのはその場で判断せずに、一度迷惑メールの可能性を疑ってみること。
該当企業のホームページを見たり電話で問い合わせたりするなどして、確認を行いましょう。
なりすまし系迷惑メール
迷惑メールには家族や知人と受け取れるような文章でリンクやメールを送らせようとするものがあります。
「久しぶり!覚えてるかな?アドレス変わっちゃったけど○○(鈴木・佐藤・ユーキ・ケータなどよくある名前)です。昔撮った写真だけど、これ見たら思い出してくれるかな?」
「スマホが壊れちゃって、とりあえずメールで連絡してみたんだけど……。新しくケータイ変えるから、返事ください!あとでスマホ変えたらまた連絡するね!」
このように身近な人になりすまして、記載されたリンクをクリックさせようとしてきます。
不用意にリンクを開かず、思い当たる人物にまずは確認をとるようにしましょう。
迷惑メールを放置しているとどうなる?
迷惑メールを放置するだけで、開封せずに削除するなら問題ありませんが、
うっかり開封してしまったり、本文中のリンクをクリックしてしまったりすると、個人情報の流出やウイルス感染や、さらなる被害を引き起こす可能性があります。
迷惑メールの対処法とは?
気を付けていても迷惑メールが来てしまったときは、どのように対応すればよいのでしょうか?
対処法をご紹介します。
・迷惑メールを受け取っても開かない
迷惑メールは開いただけでウイルスに感染したり、メールを開封したことがわかってしまったりするものがあります。
そのため、知らないアドレスから送信されたメールや不審なメールは開かずにそのまま削除するようにしましょう。
・クリックしない、返信しない
迷惑メールの多くは本文にURLやリンクが貼ってあります。
そういったものを不用意に開かないようにしましょう。
不当な料金請求などトラブルのもとになることや、サイトの運営者にあなたがアクセスしたことを知られてしまう可能性があります。
添付ファイルを開こうとしてクリックすることで、ウイルスに感染してしまう可能性もあります。
・簡単に信用しない
有名企業を装った迷惑メールも増えていますが、メールを見てすぐに信用しないようにしましょう。
「急いで対処してください」という内容も多いですが、まずは落ち着いて直接企業に問い合わせるようにしましょう。
・フィルタリングサービスを利用
迷惑メールは、通信業者のサービスや端末の設定である程度シャットアウトすることが可能です。
フィルタリングサービスについては、各通信事業者のオプションやそれぞれの端末の設定を確認しておきましょう。
迷惑メール対策は万全に!届いてもしっかり対処しよう
迷惑メールはまず事前の対策を徹底し、メール自体が届かないようにすることが重要です。
それでも迷惑メールが来てしまった場合は、「開封する」「クリックする」「返信する」といった不用意な行動を避け、適切な対処を行いましょう。
また、ウイルスや個人情報の流出を避けるために、対策ソフトを入れておくのも有効です。
迷惑メールにだまされないよう十分に注意しましょう。
※当ページの内容は2021年3月時点の情報です。