iPhoneの電源が入らなくなった……その原因や対処法、修理が必要なケースを紹介

 

更新日:2021/3/31

iPhoneの電源が入らなくなった……その原因や対処法、修理が必要なケースを紹介
iPhoneの電源が入らなくなった……その原因や対処法、修理が必要なケースを紹介

ビジネスやプライベートの場面を問わず、毎日使うiPhoneの電源が突然入らなくなったら、焦る人は多いはず。

 

「少しでも早く復旧させたい」と焦る気持ちもあると思いますが、誤った対応をすると完全にiPhoneが故障してしまうリスクもあるので、適切な対応が必要です。

 

今回は、突然iPhoneの電源が入らなくなってしまった際に把握しておきたい、原因や対処法についてご紹介します。

これって故障? iPhoneのよくあるトラブル

これって故障? iPhoneのよくあるトラブル
これって故障? iPhoneのよくあるトラブル

それまで普通に使えていたiPhoneの電源があるとき急に入らなくなったら、「故障かな?」と思うかもしれません。

 

実は、iPhoneの電源が突然入らなくなるトラブルは決して珍しいものではなく、以下のようなケースが確認されています。

 

 

iPhoneのよくあるトラブル事例

 

画面にリンゴマークが表示されたまま

 

電源ボタンを入れても、画面に表示されるのはAppleのロゴであるリンゴマークのみ。パスコード入力画面やホーム画面へと遷移しなくなります。

 

 

画面に充電マークが表示されたまま

 

スマートフォンの充電がなくなると、ホーム画面が表示されなくなり、充電マークのみが表示される状態になります。

 

通常であれば充電が完了次第、通常の操作ができるようになりますが、トラブルが発生している場合には充電マークが表示されている状態のまま変化が起こりません。

 

 

iPhoneそのものに電源が入らない

 

リンゴマークや充電マークすら表示されず、iPhoneの電源がまったく入らない状態です。

 

通常の充電切れ常態なら1時間程度の充電で起動するため、電源が入らないときは何らかのトラブルが発生している可能性があります。

 

 

iPhoneの電源が入らない原因とは

iPhoneの電源が入らない原因とは
iPhoneの電源が入らない原因とは

iPhoneの電源が突然入らなくなったのなら、いくつかの原因が考えられます。

 

ここでは、その代表的な原因についてご紹介していきましょう。

 

 

iPhone本体のトラブル

 

電源が入らなくなった際、最初に確認したいのが故障の原因になりやすいとされるiPhoneの「バッテリー」です。

 

消耗品であり、iPhoneを使用している限り、劣化していくバッテリーについては、何か異常が確認できたらすぐに修理に出すようにしてください。

 

iPhoneを水没させてしまったり、水に濡らしてしまったりした際、そのときは問題なくても、後日急に電源が入らなくなってしまうケースもあります。

 

もしもiPhoneを水没させてしまった場合には、その後しばらくの期間は様子を見るようにしておきましょう。

 

また、単純にiPhoneが寿命を迎えた場合にも、充電できなくなってしまうので、注意するようにしてください。

 

 

周辺機器のトラブル

 

iPhone本体に異常が見られないにもかかわらず、電源がまったく入らないようなら、周辺機器にトラブルが発生している可能性があります。

 

特に注意深く確認したいのが、充電機器です。充電ケーブルやUSBアダプターが、断線していたり端子が曲がっていたりすると、充電ができずiPhoneの充電切れ状態が続いてしまっている恐れがあります。

 

また、もしも充電ケーブルに問題がなかったとしても、iPhoneの充電コネクタ・Lightningコネクタが故障をしていると充電はできません。

 

 

ソフトウェアの問題

 

ハードウェアを確認してみて何も異常がない場合は、「ソフトウェア」周りに問題が生じてしまっているかもしれません。

 

ソフトウェアとは、スマートフォンのシステムを指すものであり、たとえばアップデートに失敗しているときなどには、電源が入らなくなってしまうケースがあります。

 

 

iPhoneの電源が入らないときの対処法

iPhoneの電源が入らないときの対処法
iPhoneの電源が入らないときの対処法

再起動

 

iPhoneの電源が入らなくなってしまったら、まず再起動を試してみてください。

 

もしも画面は表示されずとも、音やバイブ機能は生きているのであれば、再起動によって復活するパターンもあります。

 

逆に、液晶が破損している場合にはいくら再起動をかけても画面はつかないため、修理に出すしか方法はないでしょう。

 

 

強制終了

 

まったく電源が入っていないようなら、強制終了を試しましょう。

 

ただし、iPhone 7以前の端末はホームボタンと電源ボタンの長押しで強制終了ができましたが、iPhone8以降は以下の方法に変更となっているので、注意してください。

 

 

iPhone 8以降の強制終了の手順

上の音量ボタンを押してから素早く離す ↓ 下の音量ボタンを押してから素早く離す ↓ 電源ボタンを長押し
上の音量ボタンを押してから素早く離す ↓ 下の音量ボタンを押してから素早く離す ↓ 電源ボタンを長押し

iPhoneの冷却

 

長く使っているiPhoneは、内部に熱がこもることで電源がつかなくなってしまっているケースがあります。

 

もしも電源がつかない際、iPhoneが熱くなっていると感じたら、温度の低い場所に置いて冷却時間を設けるようにしてみてください。

 

 

きちんと充電されているかの確認

 

充電をしているにもかかわらず電源が入らない場合、正しい充電がされていない可能性があります。

 

まずは1時間ほど充電を行ってから、起動するかどうかを試すようにしましょう。

 

それでも電源が入らないようなら、電源アダプタもしくUSBケーブルに異常が生じているケースが考えられます。

 

複数の電源アダプタ・USBケーブルを持っているのであれば、別のものを試し、電源が入るかどうかを確認するようにしてください。

 

 

初期化

 

どんな方法を試しても電源が入らなかった場合、残された最後の手段が初期化です。

 

初期化の方法は各iPhoneによって細かな方法が異なるため、自分のiPhoneの種類をよく確認してから実行するようにしてください。

 

また、初期化をすればデータはすべて削除されてしまうので、日頃からこまめにバックアップをとるようにしておきましょう。

 

 

電源が入らないiPhoneがこんな状態なら、修理が必要になるかも…?

電源が入らないiPhoneがこんな状態なら、修理が必要になるかも…?
電源が入らないiPhoneがこんな状態なら、修理が必要になるかも…?

iPhoneの状態によっては、個人で修復するのが困難で、修理業者に出さないと直らないケースもあります。

 

iPhoneのバッテリーが寿命を迎えていたり、水没などによってiPhone本体が完全に故障してしまったりしている場合は、修理に出す以外に修復は難しいでしょう。

 

修理には、自分が店舗に持ち込む「持ち込み修理」と、Apple指定の配送業者に来てもらう「配送修理」の2種類があるため、自分に合った方法を選択するようにしてください。

 

 

頻発するようなら新しく買うのも1つの手段

頻発するようなら新しく買うのも1つの手段
頻発するようなら新しく買うのも1つの手段

iPhoneを修理に出すと安くない費用が発生するため、もしも電源が入らなくなる現象が頻発するようなら、思い切って新しくiPhoneを購入するのも1つの手段です。

 

Apple公式で買うのもいいですが、格安SIM会社を含む様々な携帯電話会社でも、iPhoneを販売しているところもあります。

 

場合によっては中古や格安で売っていることも。

 

利用している携帯電話会社で希望の機種が販売されているかチェックしてみましょう。

電源が入らなくなったら可能性を考えてみよう

 

iPhoneの電源が入らないときは、さまざまな原因が考えられます。

 

iPhoneそのものが故障している場合もあれば、充電機器に異常が生じている場合もあるため、まずは冷静に状況を確認するようにしてください。

 

その上で、最適な解決策を見つけていくようにしましょう。

 

 

※当ページの情報は2021年3月時点のものです。

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