iPhoneの本体交換・修理の方法とは?iPhoneエクスプレス交換サービスも紹介
更新日:2021/3/31
普段使っているiPhoneが何らかの原因によって故障し、再起動などでの修復も難しい場合は、まず修理に出すことを考えるでしょう。
iPhoneを修理するためにはAppleの店舗や修理業者に出さなければならず、場合によっては交換対応となります。
今回は、iPhoneを修理・交換する際に把握しておきたいポイントを解説するとともに、「iPhoneエクスプレス交換サービス」についてもご説明します。
iPhoneが故障した!本体の交換・修理ってできるの?
日々の生活に欠かせないiPhoneが故障してしまったら――、一刻も早い修理を求める方は多いでしょう。
ただし、iPhoneの修理方法にはいくつか選択肢があるので、どの手段がもっとも適切かを的確に判断する必要があります。
以下で、iPhoneの修理方法をご紹介します。
Appleでの本体交換・修理
iPhoneの開発元であるAppleでは、AppleストアやApple正規サービスプロバイダーにiPhoneを直接持ち込む方法と、Apple指定の配送業者にiPhoneを引き取りに来てもらう方法があります。
修理ではAppleの研修を受けた技術者が、純正部品を使用して行うので、ハイクオリティなサービスとなっているのが特徴です。
修理店での修理
iPhoneの修理は、Appleだけでなくスマートフォンの修理を行っている修理店(非正規店)に依頼することも可能です。
店舗数が限られている正規店に比べて対応スピードが速く、部品にAppleの正規品を使用しないこともあるため修理費用が安い傾向にあるのがメリットと言えます。
一方で、店舗によって修理品質に差がある、Appleのメーカー保証が受けられなくなる、といったデメリットもあります。
正規店以外で一度修理したiPhone本体は、正規店で修理できなくなってしまうので注意が必要です。
修理店は独自のサービス展開を実施しているところが多いので、事前にどのようなサービスを受けられるか確認しておいた方がいいでしょう。
各携帯電話会社経由で修理する
iPhoneが故障した際は、契約している各携帯電話会社経由での修理も可能です。
特にドコモ、au、ソフトバンクなどの大手携帯電話会社では、iPhoneの故障に対応したサービスが展開されているので、加入しておくと故障時の負担を軽減できます。
ただし、故障の種類によってはApple正規店での修理をおすすめられるケースがあるので、まずは近くの携帯ショップや電話サービスなどを利用して相談するようにしてください。
大手携帯電話会社から回線を借り受けている「格安SIM」でも、利用端末の保証サービスを整えています。
iPhoneの修理にはどのくらい費用がかかる?
iPhoneの修理を検討する際、気になるのが発生する費用ですよね。
修理費用については、Apple正規店に依頼したときと修理店(非正規店)に依頼をした際で異なります。
ここでは、それぞれ修理を依頼した際に発生する費用を確認していきましょう。
Appleでの修理
Appleで修理をした際は、iPhoneのどの部分の修理をするかで価格が変わります。
画面の修理
誤ってiPhoneを落下させるなどして、画面のひび割れが発生してしまったとしても、修理に出せば真新しい状態の画面で戻ってきます。
修理費用としては、機種によって差が出るものの13,000~35,000円程度となるでしょう。
また、AppleCare+に加入をしておけば、どんな機種であっても、最大2回の故障までは3,700円(税込)という価格で修理対応をしてもらえます。
バッテリーの交換
消耗品であるバッテリーは、どんなにiPhoneを大切に扱っていても劣化は避けられないため、適切な時期の交換が必要です。
5,400~7,400円程度の修理費用が発生しますが、こちらもAppleCare+に加入をしていたりApple 製品限定保証の対象だったりすれば、費用が発生せず交換することができます。
その他の修理
ホームボタンや液晶など、画面やバッテリー以外の修理が必要になった場合には、高額な費用が発生しがちです。
機種によって価格に差はありますが、29,000~65,000円程度の費用が発生するでしょう。
ただし、画面やバッテリーの故障同様、AppleCare+に加入をしておけば、すべての機種を12,900円(税込)で修理してもらえます。
AppleCare+の特徴
ご紹介している通り、AppleCare+に加入しているかどうかで、修理にかかる費用が大きく異なるのは間違いありません。
加入していると、iPhoneが自然故障をした場合には無償修理をしてもらえるだけでなく、故意の故障であったとしても前述の通り格安で修理を受けられます。
もしもAppleCare+に加入をしていないと、自然故障でも購入から1年以上が経過していれば費用が発生するほか、故意による故障だと非常に高額な費用となってしまうでしょう。
修理店での修理
修理店での修理は、店舗などによって費用が大きく異なってきますので、各修理店のウェブサイトをご確認ください。
iPhone 6やiPhone 7などの型落ちに比べると、iPhone XやiPhone 11の修理費用の方が高くなり、万単位の差が生じるケースも珍しくありません。
また、修理店の中には公式代理店と非公式代理店の2種類があり、公式代理店であればAppleの純正品を使用した修理が可能になるので、より精度を高められます。
逆に、非公式代理店は修理をお願いするとメーカー保証の対象から外れるというデメリットがありますが、公式代理店に比べると料金がやや安価になるなどのメリットがあるのが特徴です。
新品の端末と交換できる、iPhoneエクスプレス交換サービスも
iPhoneが故障した際、修理以外の選択肢として考えたいのが「端末の交換」です。
AppleCare+に加入をしていると「iPhoneエクスプレス交換サービス」を利用することができます。
このサービスは、iPhoneの故障時に修理だけでなく新品への交換対応もしてくれる点が特徴です。
iPhoneエクスプレス交換サービスのメリット
サービスを利用するメリットとしては、iPhoneの修理料金と変わらぬ価格での新品交換が可能という点が大きいでしょう。
また、申し込みをすれば、宅配業者が自宅まで新たなiPhoneを届けてくれます。
その際に故障した端末は引き取ってくれるので、店舗などに出向く時間や手間がかかりません。
iPhoneエクスプレス交換サービスの準備
サービスを利用する際は、まず料金を準備しておく必要があります。
利用料金は、交換する端末がApple 製品限定保証・AppleCare+・消費者法の対象となるような故障であれば無料ですが、それ以外の場合はサービス料として12,900円(税込)を支払わなければなりません。
加えて、故障した端末が壊滅的な損傷を負っていたり、不正改造がされていたりすると、交換機価額(交換機としてお届けする製品の価額)が発生するので注意が必要です。
また、前述したように交換は宅配業者が来たタイミングで行われるので、その前にバックアップを取っておきましょう。
次に「iPhoneを探す」の設定はオフにし、SIMカードやケース、フィルム、その他アクセサリーはすべて取り除いてください。
AppleCare+に入っていない・修理代が高額なら、安いiPhoneがおすすめ
型落ちの新品iPhone
iPhoneが故障してしまったもののAppleCare+には加入しておらず、高額な修理代が発生しそう――という状況であれば、思い切って型落ちのiPhoneに買い替えるのも1つの手です。
型落ちのiPhoneは各携帯電話会社で購入できます。
中でも、iPhone SE(第2世代)は人気がある小ぶりな4.7インチディスプレイに、iPhone 11 Proと同じチップが入ったいいとこ取りしている一品。
こうした型落ちのiPhoneであれば、万が一故障した場合にも修理代は安価で済むため、ぜひ購入を検討してみてください。
AppleCare+に加入していると、iPhone故障時に安心できておすすめ
iPhoneが故障したときは、Appleストアや修理専門店に修理をお願いすることになりますが、安くない費用が発生してしまうのは避けられません。
修理費用を抑えたい方にはAppleCare+への加入がおすすめです。
AppleCare+に加入していると修理費用が安くなるほか、交換サービスを利用できるようになるので、加入を検討してみてください。
※当ページの内容は2021年3月時点の情報です。