格安スマホでも快適にゲームって楽しめるの? 最低限おさえておきたい格安スマホのスペック
更新日:2021/3/31
ガラケーからスマートフォンになって、一気に進化したゲーム機能。
電話やSNS、インターネット検索以上にスマホゲームを使っている人もいるのではないでしょうか。
スマホゲームの人気がこれほど高まったのは、スマートフォンの性能がどんどん向上しているからでしょう。
CPUのスペックが高くなったことで、負荷が大きいゲームも遊べるようになりました。
液晶画面は高精細になり、グラフィックもゲーム機に劣らないほどきれいです。
さらにモバイル通信規格が3GからLTE、4Gになって、通信速度が速くなったのも、スマホゲームの魅力を増しています。
スマホゲームの進化はとどまるところを知りませんが、格安スマホでもハイレベルなスマホゲームに対応することはできるのでしょうか。
そこで今回は、格安スマホや格安SIMでもスマホゲームを楽しめるのか、どういう格安スマホがゲームに向いているのかなどを考察します。
格安スマホでも快適にゲームって楽しめるの?
格安スマホの中にはハイスペックモデルもある
格安スマホは、スマートフォンの本体価格が安いだけに最新モデルはなく、スペックも低いのでは?と思っている方もいるのでは。
確かに格安スマホというだけあって、初心者向けのエントリーモデルが多いのも事実です。
しかし、格安スマホでも最新のハイスペックなスマートフォンを販売しているMVNOもあります。
ちなみにMVNOとは、ドコモ、au、ソフトバンクといった大手携帯電話会社から回線を借りて、リーズナブルな料金でサービスを提供する事業者のことです。
MVNO各社では格安スマホと格安SIMを提供していますが、格安スマホの端末のみを販売しているところはほとんどありません。
格安SIMを一緒に販売することで、端末を安く抑えることができるのです。
スマホゲームをお得に楽しむなら「格安スマホ×格安SIM」
スマホゲームで気になるのは、データ通信量の消費です。
オンラインゲームにはまりすぎて、通信速度制限がかかってしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。
データ通信量を気にせずスマホゲームを楽しむなら、10GBなど大容量のプランを選ぶ必要がありますが、大手携帯電話会社だと月額料金が非常に高くなってしまうのが悩みどころです。
ですが、格安SIMなら大容量プランでも大手携帯電話会社とは比較にならないほどの低料金で提供しています。
通信速度制限や料金を気にせず、思い切りスマホゲームをしたい!という方は、格安SIMを選択肢に入れるのも手です。
ただ、大手携帯電話会社と同じように格安SIMもデータ容量を使い切ると、低速データ通信に切り替わります。
低速通信の速度は200~500Kbps程度に設定されており、アプリのダウンロードやゲームの読み込みなどに時間がかかります。
スマホゲームにどのぐらいデータ通信量を利用するのかをあらかじめ把握しておき、使用量を上回るデータ容量で契約するようにしましょう。
また、通信速度や速度の安定性は各社異なる場合がありますので、リサーチして評判が良いところを選ぶことをおすすめします。
大手携帯電話会社のスマートフォンを使う場合は注意が必要
もちろん、今まで使っていたスマートフォンのCPUが上位のハイスペッククラスであるのなら、格安SIMだけ契約して使うのもいいでしょう。
ただし、大手携帯電話会社のスマートフォンを使いたい場合には、事前にSIMロック解除をしておくことをおすすめします。
また、バッテリーの寿命にご注意ください。
というのも、スマホゲームの多くはバッテリーやCPUに負担がかかりやすく、バッテリーの消費が早まることがあるからです。
大手携帯電話会社が販売するスマートフォンのバッテリー交換は、基本的に大手携帯電話会社でしかできませんので、契約中にバッテリー交換をしておくといいでしょう。
また、街中のスマートフォン修理業者でのバッテリー交換は、バッテリーが純正品ではなく代替品になり、メーカー保証やMVNOの提供する保証が受けられないことがあるため、おすすめしません。
ゲームをするなら最低限おさえておきたい格安スマホのスペックとは
スペックが高いほうがゲームは楽しい!?
ゲームの中でも特に、FPS(ファーストパーソン・シューティング)は高グラフィックで動作性が求められます。そのため、ハイスペックのスマートフォンは必須です。
スペックが高いスマートフォンは、動作がスムーズで快適ですし、リアルタイムの操作性にも優れています。
ゲーム用に特化したスマートフォンは「ゲーミングスマホ」とも呼ばれていて、高速のCPUと大容量のRAMを搭載しています。
映像が滑らかに動くうえ、立体音響を採用しており、まるでゲームの世界に入り込んだようなリアルな臨場感を得られるように作られています。
本格的にスマホゲームを楽しみたいのであれば、ゲーミングスマホを購入したほうがいいかもしれません。
ゲーミングスマホとして有名なのは、ゲーム用パソコンを販売しているASUSや、ZTE、Razer Phoneですが、並行輸入品も多いため購入にはご注意ください。
iPhoneもハイエンドのCPUを搭載しているので、iPhoneの新しいモデルはゲームに向いています。
ゲームを快適にサクサク楽しむために必要なスペックとは?
ゲームを快適に楽しむために最低限ほしいスマートフォンのスペックについて説明します。このスペックをクリアしていれば格安スマホでも楽しめるはずです。
CPU……Snapdragon660(Android)、A12 Bionic(iOS)
コンピューターでもスマートフォンでも一番大事なのが頭脳であるCPUです。
AndroidであればSnapdragon660以上、iOSであればA12 Bionicを選べば問題ないでしょう。
AndroidはSnapdragonの後ろの数字にも注目してください。この数字が大きいほど高性能なのです。
さらにCPUの動作周波数が2.6GHzとあれば、こちらも数字が大きいほど計算能力に優れているわけです。
Snapdragon450だとエントリーモデルで、630ではミドルレンジなため660は欲しいところです。
CPUはどんどん進化していますが、Androidのスマートフォンでは廉価版もあるため、最新モデル=ハイスペックとは一概に言えません。
そのため、最新モデルでもスペックは必ずチェックしましょう。
RAM(メモリ)……3GB以上
メモリは作業スペース(作業机)にあたり、数字が大きいほどサクサクと動きます。
「リネージュ」や「荒野行動」などのゲームを楽しむには最低でも3GBは欲しいところ。
最近ではパソコン並みの6GBを搭載しているハイスペックモデルもあり、FPSで使うとその差が体感できるはずです。
ROM(ストレージ)……32GB以上
書き換え可能な保存領域のことで、ROMの数値が大きければたくさんのデータを保存できます。
ゲームによっては1GB以上のデータ容量が必要なものもあるため、たくさんのゲームを楽しみたいのであれば大容量のROMを搭載したモデルがいいです。
Androidでは、SDカードを入れ替えればROMの容量を簡単にアップできるものもありますが、iPhoneではROMの変更はできないため、購入するときには容量の大きいものを選ぶといいでしょう。
画面サイズ……6インチ以上
画面サイズは大きいほうがゲームの迫力や没入感が違ってきます。画面の解像度も、HDより高精緻なフルHDが理想です。
バッテリー容量……3,000mAh以上
スマホゲームはバッテリーを消耗しやすいので、ゲームをしすぎてバッテリー切れにならないためにも、大容量のバッテリーを搭載したスマートフォンを選んだ方が安心です。
最近は大容量のモバイルバッテリーも登場しているので、外出時にもゲームをする方はモバイルバッテリーを購入するといいでしょう。
人気のスマホFPSゲームとは?
スマートフォンで遊べるゲームのジャンルとしては、ロールプレイング(RPG)、アクション、アドベンチャー、シミュレーション、スポーツ、テーブル、パズル、音ゲーなどいろいろあります。
なかでも人気なのが、FPS(ファーストパーソン・シューティング)ゲーム。プレイヤーの視点からゲームの中の世界が展開されるアクションゲームのことです。
FPSゲームの人気ランキングとゲームを紹介します。
2019年無料FPSスマホゲームランキング
参考:国内最大級のゲームアプリ攻略サイト「アルテマ 」より
1位:「スタートリガー」
対応OS:Android、iOS
ガンシューティングと本格ギルドバトルが融合した戦場を駆けまわるサバイバルシューティングゲームで、最大10対10で戦うことができます。
登場する武器は100種類以上で、武器には個性的なスキルが搭載されていて、戦況に応じて使い分けられます。
2位:「荒野行動」
対応OS:Android、iOS
全世界2億人が熱狂しているバトルロワイヤルゲーム。100人のうち自分以外は全員敵というシチュエーションのほか、チームを組むチーム戦もあります。
また車に乗って極限のスピードで敵と対決したり、レジャーモードでは50対50、狙撃大作戦、団体競技場など、多様なモードも更新し続けています。
3位:「GUNFIRE(ガンファイア)」
対応OS:Android、iOS
簡単操作で楽しめる3Dガンシューティングゲーム。自動照準機能を搭載しているため、敵の近くにカーソルを合わせると自動で照準がセットされます。
ゾンビを倒すストーリーモードでは1人でも楽しめ、1対1のタイマンプレイ以外にも最大5人での協力マルチプレイもでき、全世界のプレイヤーと繋がることができます。
4位:「ハイドアンドファイア」
対応OS:Android、iOS
全世界で1億ダウンロードされた簡単操作の3Dガンシューティングゲーム。舞台は未来の戦場で、市街地や地下鉄駅、工場などで現れる敵を撃ち倒していきます。
4人でチームを組む共闘モードや1対1のタイマンモードなど多くのモードがあるのが特徴です。
5位:「モバイルストライク(Mobile Strike)」
対応OS:Android、iOS
世界最大級のリアルタイム戦略MMORPG。兵隊を育成、仲間と協力して同盟に参加し、戦場を支配します。32カ国語を同時通訳されるリアルタイムチャットで協力しながらのバトルができます。
6位:「ミルクチョコ-オンラインFPS」
対応OS:Android、iOS
7位:「フォートナイト」
対応OS:iOS
8位:「モダンコンバット5」
対応OS:Android、iOS
9位:「PixelGun3D」
対応OS:Android、iOS
10位「ブリッツ・ブリゲード」
対応OS:Android、iOS
LINEゲームにもオリジナルのゲームがたくさんあります。
人気なのは「LINE POP2」「LINE ポコポコ」「LINE POPショコラ」「LINE シェフ」「LINE バブル2」「LINE ブラウンファーム」「LINE:ディズニー ツムツム」など。どれも無料で遊べます。
「LINE:ディズニー ツムツム」のようなデータが軽いゲームでは、それほどハイスペックなスマートフォンではなくても十分に楽しめます。
ゲームにおすすめの格安スマホ
Reno 10x Zoomがおすすめ
ゲームをしたい方におすすめの端末は、「moto g7 plus」「moto g7」「ZenFone Max Pro (M2)」などが挙げられます(2019年7月現在)。
なかでもOPPOの「Reno 10x Zoom」は、CPUがQualcomm Snapdragon™️ 855でハイスペックです。
ディスプレイはノッチがない6.65型の全画面スクリーンで、画面占有率は93.1%。画面いっぱいにスクリーンが広がるベゼルレスのモデルなので、ゲームの迫力も違います。
RAMは8GB、ROMは256GBの高スペック。
さらには、ゲームモードが搭載。
熱を持たずに常に快適に使えるよう独自の冷却システム、ゲーム中の邪魔な通知をゲーム中だけオフにしてくれる機能や、カクつき防止機能、タッチから反応までを高速化する機能などなど、ゲームを快適にしてくれる様々な機能が搭載されています
今まで使っていたスマートフォンを格安SIMでも使いたい場合は、契約中の大手携帯電話会社と同じ回線を利用できる格安SIMを使う必要があります。
乗り換えの際にSIMロック解除が必要になる場合もありますので、契約を解除する前に確認しておきましょう。
格安スマホ&格安SIMでもスマホゲームは楽しめます
格安SIMは、スマホゲームが目的の人にもおすすめです。
利用する格安SIMの会社にカウントフリーの機能があれば、主要SNSのデータ通信量は消費しないので、ゲームメインの利用でも、7~10GBのプランなら不自由を感じることはないはずです。
もっとライトな容量のプランでも、Wi-Fi接続すればゲームを存分に楽しめます。
格安スマホ×格安SIMならではのお得さで、スマホゲーム生活を満喫しましょう!
※当ページの内容は2021年3月時点の情報です。