格安SIMって地方だと遅いの?
更新日:2021/3/31


「格安SIMは地方だと遅くなるのでは?」と疑問の声がよく届きます。
安い分、人がたくさんいる都心部とは違いどこかで繋がりにくいというイメージがあるのでしょうか。
結論から言うとそんなことはありません!
格安SIMだからといって一部のエリアでしか使えないということはないのです。
格安SIMは安いのが魅力だけど、旅行先や里帰りでもちゃんと使えるのか不安で踏み切れない…そんな方のために、格安SIMの通信速度と通信エリアについて解説していきます。
通信速度ってなんで遅くなるの?
「格安SIM=地方だと通信速度が遅い」という認識は誤りです。
格安SIM各社・大手携帯電話会社に関わらず、ひとつの基地局の中でスマホを利用する人が多いと通信速度が遅くなります。
大手携帯電話を契約中でも、大きい遊園地やイベントなど人が沢山集まっている場所に行ったときに低速になることがあります。
格安SIMではお昼など利用が集中する時間に低速になることがあります。
この遅くなる仕組みはよく交通渋滞に例えられます。
例えば、車道が何車線もあって、車の数が多くない場合、車はスムーズに走ることができますよね。
これが、通常の快適だと思える通信状態です。
下図のイラストは、道路が回線で、車がデータ通信量で例えています。


ところが、大勢がスマホを利用している状態になると、渋滞と同じ状態になります。
他の車(パケットやギガ、データ通信量)がたくさんあるため、スムーズに走れず、速度が遅くなる状態です。


スマホを利用する人がたくさんいる場所では、大手携帯電話会社であれ格安SIMであれ遅くなることがあります。
格安SIMは大手携帯電話会社の道路(回線)の一部をレンタルしているので、道路の幅が狭く(一度に通れる車の数が少ない)、大手携帯電話会社より時間帯などによっては渋滞(通信速度の低下)になりやすい傾向があります。
なので、
・大手携帯電話会社より、格安SIMの方が
・人が多くない地方より、人が多い都心部の方が
通信速度が遅くなる傾向があります。
都会よりも利用者数が少ない地方なら、都会よりむしろ通信速度が快適かもしれません。
人が多い場所では、同じ時刻にスマホ利用者が多いので速度が遅くなりやすい。
地方での利用の方が快適かも。
格安SIMの通信エリアは地方もカバーされているの?
格安SIMは、大手携帯電話会社の回線をレンタルしているため、通信エリア(スマホが使える場所)は大手携帯電話会社と全く同じです。
今ドコモを契約していて、使いたいエリアで問題なく使えているのであれば、格安SIMのドコモ回線で契約すれば全く同じエリアで使えます。
ですので、格安SIMだからと言って一部エリアでしか使えなくなるということは一切ありませんのでご安心を。
不安な方は、各回線ごとでカバーされているエリアをチェックしてみましょう。
格安SIMの通信エリア(スマホが使える場所)は、大手携帯電話会社と全く同じ。
格安SIMでも大手携帯電話会社と同じ通信エリア
格安SIM会社によって、用意されている回線の種類は異なります。
ドコモの通信エリアがよければドコモ回線が用意されている格安SIM会社を、
auの通信エリアがよければau回線が用意されている格安SIM会社を、
ソフトバンクの通信エリアがよければソフトバンク回線が用意されている格安SIM会社を選ぶようにしましょう。
もしくは、合わないと思ったら回線を変えられるところがいいな、という場合には、ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線いずれも用意があって、後からでも回線変更ができるような格安SIM会社を選ぶのもいいでしょう。
そうすれば、今利用している大手携帯電話会社と同じ回線を選択することができますし、よく行く場所に合わせて、他の回線が選べるので安心ですよ。
※当ページの内容は2021年3月時点の情報です。