Wi-Fiとは?仕組みやメリット、利用時の注意点をわかりやすく解説!

 

更新日:2021/3/31

Wi-Fiとは?仕組みやメリット、利用時の注意点をわかりやすく解説!
Wi-Fiとは?仕組みやメリット、利用時の注意点をわかりやすく解説!

近年、自宅・オフィス・商業施設・街中などあらゆる場所でWi-Fiを使うことができるようになりました。日常的に利用している方がほとんどかと思いますが、そもそもWi-Fiがどのようなものか詳しくご存じでしょうか。

 

今回は、私たちの生活に欠かせないWi-Fiの仕組みやメリット、使用上の注意について解説していきます。

 

 

Wi-Fiとは?

Wi-Fiとは?
Wi-Fiとは?

日常的にマークを目にしたり、使用したりすることも多いWi-Fi「なんとなく知っている」「とりあえず使っている」という方も少なくないのではないでしょうか。

 

まずはWi-Fiの基本的な知識をおさらいしていきましょう。

 

 

Wi-Fiの基礎知識

 

Wi-Fiの名前の由来は?

 

Wi-Fiという名前は「Wireless Fidelity(ワイヤレス フェデリティ)」の略称から来ており、「ワイヤレス機器の相互接続性を保証されている」という意味があります。

 

しかし実はこれ、“後づけの理由”という説もあるのだとか。実はWi-Fiという言葉自体に意味はなく、高音質オーディオシステムの「Hi-Fi」と韻を踏んでいて、キャッチーだからという理由で名付けられたとも言われているのです。

 

 

Wi-Fiではどんなことができる?

 

Wi-Fiはスマートフォン・PC・携帯ゲーム機などのネットワーク接続に対応している機器を無線で接続することで、インターネットが利用可能となる技術のことです。

 

これによって、電波が届く範囲内であればLANケーブルを機器に直接繋ぐことなく、より自由にインターネットを楽しむことができます。

 

 

Wi-Fiと無線LAN

 

Wi-Fiと無線LANは同じものとして扱われることがありますが、厳密にいえばこの両者は別物です。

 

無線LANとはルーターと呼ばれる機器を介してワイヤレスで電子機器とネットワークをつなぐシステムを指し、Wi-Fiとはルーターなどの電子機器が相互接続可能であることを保証するマークでありブランドです。

 

つまりWi-Fiは、無線LANの一種なのです。

Wi-Fiと無線LAN
Wi-Fiと無線LAN

Wi-Fiを使うためには

 

自宅でWi-Fiを利用するためには、まずプロバイダーや回線事業者と契約してインターネットが使える環境を整える必要があります。

 

環境が整った後に、インターネットと電子機器をつなぐための「Wi-Fiルーター」を使用することで、Wi-Fiを利用することが可能です。

 

街中やお店などでWi-Fiを利用したい場合は、それぞれの設定によってパスワードの入力、アプリのダウンロード、サービスの登録などが必要となることがあります。それぞれの案内に従って設定を行いましょう。

 

 

Wi-Fiはどんなところで利用できる?

Wi-Fiはどんなところで利用できる?
Wi-Fiはどんなところで利用できる?

Wi-Fiの基本的な知識をおさらいしましたが、ではWi-Fiはどういった場面で使用できるのでしょうか。いくつかご紹介していきます。

 

 

Wi-Fiが利用できるスポットって?

 

Wi-Fiルーターを設置した家

 

プロバイダーの契約をしてインターネット環境が整っていれば、Wi-Fiルーターを設置することでWi-Fiを利用できます。

 

 

公衆Wi-Fiルーターが設置してある場所

 

ショッピングモール・カフェ・空港・駅など人が集まりやすい場所がWi-Fiスポットとなっている場合があります。

 

Wi-Fiが利用可能な場所には目につきやすい場所にWi-Fiマークの案内が設置されている場合が多いです。スマートフォンの場合は、使用可能な携帯電話会社が限定されたWi-Fiスポットもあります。

 

 

FONが設置されている場所

 

FONとは、世界約150カ国のメンバーが利用している世界最大級のWi-Fi(無線LAN)コミュニティです。Wi-Fiスポットの数は世界中で2,300万カ所を超えるなど、非常に大規模なことで知られています。

 

FONはWi-Fiをお互いに共有し合うことをコンセプトとしていて、FONルーターがある場所でもWi-Fi接続ができます。

 

 

Wi-Fiのメリットは?

Wi-Fiのメリットは?
Wi-Fiのメリットは?

Wi-Fiはあらゆる場面で利用することができます。ここで、Wi-Fiを取り入れることでどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。

 

 

複数デバイスの同時接続が可能

 

有線の場合、インターネットに接続するためには、電子機器1つにつき1本のケーブルが必要となります。しかしWi-Fiでは、電波が届く範囲内であれば複数の電子機器で同時にインターネットに接続可能です。

 

※同時接続台数は機器により異なります。

 

 

場所を選ばずにインターネットができる

 

Wi-Fiではケーブルを使わないため、一定の範囲内で場所を選ばずにインターネットを楽しむことができます。

 

 

配線がすっきりする

 

ケーブルをつながなくてもインターネット接続ができるので、デスク周りなどが配線でゴチャゴチャしてしまうことがありません。また、ケーブルの断線などによってインターネット接続が不可能になるといった心配もなくなります。

 

 

スマートフォンのデータ通信量を節約できる

 

スマートフォンをWi-Fiに接続することで、毎月決められているデータ容量を消費せずにインターネットを楽しめます。

 

データ通信量を消費しやすい動画、ゲーム、データのダウンロードは、Wi-Fiに接続した状態で行いましょう。

 

データ通信量の節約ができれば、プランを変えて月々の利用料を下げることもできるため、結果としてスマートフォンの利用料の節約にもつながる可能性があります。

 

 

Wi-Fiを利用するときの注意点

Wi-Fiを利用するときの注意点
Wi-Fiを利用するときの注意点

非常に便利なWi-Fiですが、時には注意が必要なこともあります。注意しなければいけないポイントについて確認していきましょう。

 

 

通信が不安定な場合がある

 

有線LANとは違い、電波を利用して接続する無線LANは、通信速度が遅くなったり途切れたりするなど、通信が不安定になることがあります。

 

通信が安定しない理由として、「壁や水槽、家電製品などの障害物がある」「同じ周波数の別の電波の干渉を受けている」「ルーターとの距離が遠い」などが挙げられます。

 

障害物や距離が原因の場合は、Wi-Fi接続する機器と家電やWi-Fiルーターの設置場所を変えるようにしましょう。

 

 

セキュリティの不安

 

Wi-Fiは電波で接続を行うため、集合住宅などでは近隣の人に自宅のWi-Fiを使用されてしまう可能性があります。

 

元々ルーターにはパスワードが設定されているものが多くなっていますが、電波が漏れないようにする工夫や、パスワードの保護などに気を遣う必要があります。

 

また、街中で使える公衆Wi-Fiでは通信が盗聴・のぞき見されてしまう可能性も。

 

有名企業や公共施設など、信頼できる提供元のWi-Fiに成りすましたアクセスポイントに接続することで個人情報が盗まれる危険性もあるので、注意しましょう。

 

 

Wi-Fiルーターを購入すると格安で運用可能

 

Wi-Fiルーターがあれば、複数のスマートフォンをWi-Fiに接続することでデータ通信量を抑えることも可能です。

 

据え置き型のWi-Fiルーターは、固定回線をルーターに接続して使うことができます。モバイルタイプのWi-Fiルーターは、持ち歩くことも可能です。

 

スマートフォンを複数持っている方や、家族で住んでいる方、子ども用のスマートフォンの購入を考えている方は、Wi-Fiルーターの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

Wi-Fiを活用して賢くインターネットを利用!

 

Wi-Fiは自由にインターネットを使う上で欠かせない存在です。また、Wi-Fiを利用することでスマートフォンのデータ通信量を節約できるのも大きな魅力と言えます。

 

データ通信量を気にしなくてよければ、動画や音楽、SNSなどを思いきり楽しめます。使用方法やセキュリティに気をつけながら、Wi-Fiを上手に活用して快適なインターネットライフを楽しみましょう。

 

 

※当ページの内容は2021年3月時点の情報です。

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