一人暮らしの生活費の平均ってどのくらい?内訳や見直し方法、節約のコツとは
更新日:2021/3/31
皆さんは、毎月の生活費がいくらか正しく把握できていますか?安定した生活を送る上で、「なに」に「いくら払ったのか」というお金の使い方を知っておくことはとても重要です。
しかしいくら支出の内訳を正しく把握していても、それがおおむね適切なのか、それとも使い過ぎなのかを理解しておかなければ、生活費の見直しや改善には繋がりません。
そこで今回は、一人暮らしの生活費に関する調査結果や節約のコツについて解説していきます。
「もう少し貯金したい」「生活に余裕が欲しい」と考えている一人暮らしの方は、自分の出費と世の中の平均的な出費を照らし合わせた上で節約を行っていきましょう。
またこれから一人暮らしを始めるという方も、一人暮らしの生活費について知っておくといいスタートがきれるはずです!
一人暮らしの生活費、1ヶ月の平均はどれくらい?
年代によって変わるものの、一人暮らしで1ヶ月にかかる生活費の総額は平均で14~20万円ほどといわれています。では、その内訳を見ていきましょう。
ここでは、総務省統計局が発表している家計調査や賃貸情報サイトが発表している金額を総合的に判断した平均金額を記載していきます。
一人暮らしの主な生活費内訳(平均)はこちら
家賃:45,000円~65,000円程度
生活費の中でまず考えなければならないのが、金額が大きな「家賃」です。
全国平均で見ると45,000円~65,000円ほどとなっていますが、もちろん住む地域などによって家賃の平均も大きく変わってきます。
東京23区では、1Kでも平均8万円ほど。東京と隣接する神奈川・埼玉・千葉でも主要駅付近では1Kで7万円ほどといわれ、全国平均よりも高い傾向にあります。
反対に、地方や主要駅から外れた場所であれば平均より安くなることも少なくありません。
家賃は収入の3分の1程度を目安にして選ぶのが一般的とされますが、譲れない条件がある場合や生活スタイルによっては多少家賃を高く設定してもよいでしょう。
ただし、家賃が払えない状況に陥ることがないように、慎重に地域や物件を選ぶ必要があります。
水道光熱費:7,000円~10,000円程度
光熱費とは、電気代・ガス代のことを指します。それに水道代を加えて、水道光熱費と呼びます。
水道光熱費は、生活をする上で不可欠な出費です。家賃と異なり、学校や仕事などで家を空けることが多い場合は安くなり、家にいることが多くなれば必然的に高くなります。
また、住んでいる地域や契約している業者によっても値段が変わるため、平均よりも大幅に高い場合は見直しを計りましょう。
食費:25,000円~40,000円程度
食費は、生活スタイルによって大きく差が出る部分といえます。しかし、これは言い換えれば、自分次第で出費を抑えることもできるということ。
外食が多い場合はどうしても出費も多くなるため、スーパーの特売などを利用して、節約を心がけてみましょう。
通信費:8,000円~12,000円程度
携帯電話料金やインターネット利用料などがこれに該当します。
インターネットの利用料は、契約の変更を行わなければ大きく変動することはありません。利用状況とプランが明らかに見合っていない場合は、見直しを検討しましょう。
また、大手携帯電話会社と契約しているとスマートフォン代が8,000円以上になることも珍しくありません。節約のポイントとして、携帯電話料金を見直すのも有効です。
交際費:10,000円~20,000円程度
こちらも食費同様、生活スタイルによって大きく差が出ると同時に、自分次第で節約が可能な項目です。節約を目指すなら、削減を考えてみるとよいかもしれません。
その他:15,000円~
家賃や食費など以外にも、必要な出費があります。たとえば、生活用品や衣類の購入、医療費、交通費、理美容関連の出費などです。
また、趣味に関する出費もあるでしょう。のめり込んでいる趣味があるとついついお金をかけてしまいがちですが、時には財布のひもを締めて節約を心がけることも大切です。
一人暮らしの生活費を節約するコツとは?
家賃など毎月一定額かかってしまう費用(固定費)は仕方がないとしても、出費は少しでも抑えておきたいですよね。
では生活費を節約するにはどのような対策を行えばよいのでしょうか。
まずは支出の内訳をしっかり把握する!
「節約しよう!」と考えてはいても、どれだけのお金をなにに使っているのかがわからなければ取り組みが無駄になってしまいます。
とりあえず始めてみるのもありですが、節約した気分になっただけだったり、長続きしなかったりする可能性が高いでしょう。
まずは家計簿をつけるなどして支出の内訳を把握することから始めてみるといいかもしれませんね。
自炊で食費を抑える!
食費は、自分次第で出費を抑えやすいポイントです。
とはいえ「何も食べない」というのは現実的ではなく、健康にもよくありません。
自炊には調理家電や調味料などが必要で、一通り用意するにはお金がかかってしまいますが、「炊飯器を買ってお米だけは炊く」「食材を安く売っているスーパーやタイムセールなどを利用する」といった節約法を試してみるとよいでしょう。
おかずを作り置きしたり、お弁当を作ったりすることでも、節約が可能になります。
趣味への投資、娯楽費、交際費を見直す!
趣味・娯楽のための出費や交際費は人によって使い方が異なるため、一律に「こうするべき」という目安がありません。しかし、できることなら節約をしておきたい部分であることも事実です。
まずは、1ヶ月で使える上限を決めてみて、その予算内でやりくりするように心がけてみてはいかがでしょうか。
格安SIMへの乗り換えで通信費をカット!
携帯電話の料金(スマートフォン代)で10,000円近くかかっているという方も少なくないのでは?
格安SIMなら、契約プランなどによっては月額1,000円~4,000円程度でスマートフォンを利用することも可能です。
大手携帯電話会社との契約をしているのであれば、格安SIMへ乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
通信費の節約に格安SIMがおすすめ
大手携帯電話会社よりも料金が安い!
やはり一番の理由として挙げられるのが、料金の安さです。
格安SIMにすることで、10,000円近くかかっている月々の支払いが大幅に減る、というケースも珍しくありません。
データ容量が小さいプランなら1,000円ほど、データ容量が大きくても3,000円~4,000円ほどなので、半額以下にすることもできるでしょう。
使い方によってプランの細かい調整が可能!
格安SIMでは、大手携帯電話会社よりもプラン変更が簡単に行えるようになっています。
特に、月々の通信容量は契約している格安SIMの会員ページから変更できるケースも多いため、「毎月データ通信量が余ってしまう」という場合も無駄なく変更が可能です。
キャンペーンを活用してお得に契約!
格安SIMでは時期によって「契約後キャッシュバック」「オプション○ヶ月無料」「基本使用料○ヶ月割引」「スマートフォン本体セール」などお得なキャンペーンを行っている会社も多くあります。
うまく活用すれば、よりお得にスマートフォンを持つことができます。
格安SIMで生活費をスマートに
少なくとも毎月10万円以上の支出となる生活費。生きていくためには仕方のないコストとはいえ、できることなら安く抑えたいものですよね。
食費や交際費などの削減と同時に、節約効果が大きい携帯電話料金(スマートフォン代)の見直しも行ってみてはいかがでしょうか。
携帯電話にかかる月々の支払いに悩んでいるのであれば、格安SIMの活用を検討してみるのも一つの手です。
※当ページの内容は2021年3月時点の情報です。