格安SIMの「通話品質」ってどうなの?格安SIMの方がおトクに音声通話が楽しめるってホント?

 

更新日:2021/3/31

格安SIMの「通話品質」ってどうなの?格安SIMの方がおトクに音声通話が楽しめるってホント?
格安SIMの「通話品質」ってどうなの?格安SIMの方がおトクに音声通話が楽しめるってホント?

毎月の通信費節約に有効な格安SIM。

 

大手携帯電話会社の料金プランの半額以下で利用できるケースも珍しくありません。

 

しかし、「料金が安い=通話品質が劣っているのではないか」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、格安SIMと大手携帯電話会社を比較した場合に、通話品質に違いはあるのか解説していきます。

 

また、音声通話をおトクに利用するための方法もいくつかご紹介していきます。

格安SIMでも音声通話ってできるの?

そもそも格安SIMで音声通話は可能なのでしょうか。

 

料金プランやサービス内容に対して「複雑だ」と感じている方も多い格安SIMについて、基本的な点から確認していきましょう。

音声通話とは?

ここにおける「音声通話」とは、ガラケーと同じように、「090」「080」「070」から始まる電話回線・電話番号を使って発信する方法を指すものとします。

格安SIMでも音声通話ってできるの?

格安SIMであっても音声通話を利用することは可能です。

 

ただし、格安SIMが提供するSIMカードには大きく分けて「音声通話SIM」と「データSIM」の2種類あり、格安SIMで音声通話を利用するには「音声通話SIM」を契約する必要があります。

 

次では、それぞれの契約の違いについて詳しく解説します。

音声通話SIMとデータSIMの違い

格安SIMが提供している「音声通話SIM」と「データSIM」の違いは以下のとおりです。

・音声通話SIM:音声通話とデータ通信が利用できる

・データSIM:データ通信のみ可能で、音声通話はできない

格安SIMで音声通話を利用する場合は、「音声通話SIM」を選択する必要があります。

 

一方で、LINEでの通話だけでよいのであれば、データSIMでの契約で問題ありません。

 

ただし、「090」「080」「070」から始まる番号からの発信が一切できなくなります。

 

お店の予約や問い合わせなど、「頻度は少ないものの音声通話を利用する機会がある」という場合は音声通話SIMを選択する必要があります。

 

また、もっとも重要なポイントとして、データSIMの場合は110番や119番といった緊急通報ができない点にも注意しなければなりません。

SMS(ショートメール)機能付きがおすすめ

LINE通話だけで問題ないという人はデータSIMを選択すれば良いのですが、データSIMのなかにも、SMS(ショートメール)機能付きがあります。

 

近年ではSMSによる2段階認証機能を使ったウェブサービスが増えてきているため、利便性を考えるとデータSIMを契約する場合であってもSMS機能付きの方がおすすめです。

格安SIMの通話品質ってどうなの?

格安SIMの通話品質ってどうなの?
格安SIMの通話品質ってどうなの?

格安SIMのサービス内容がわかったところで、本題である通話品質に話を戻します。

通話の種類とは?

一口に「通話」といっても、携帯電話、従来の電話回線を使用する固定電話、インターネット回線を使ったIP電話などさまざまです。

・携帯電話……「090」「080」「070」から始まる11桁の電話番号を持つ。大手携帯電話会社が提供する回線を利用しています。

・固定電話……「03」などから始まる10桁の電話番号を持つ。一般の電話回線を利用して通話をします。

・IP電話……「050」から始まる電話番号を持つ。一般の電話回線ではなく、インターネット回線を利用しています。

上記のように電話をかける相手先の環境も異なり、それぞれの回線や混雑具合によっても通話品質は異なってきます。

 

そのため、「格安SIMだからといって大手携帯電話会社に比べて通話品質が劣る」ということはなく、むしろ通話の相手先の環境や電波の状況に左右されるケースが大半です

そもそも通話品質とは?

ここまで「通話品質」という言葉を使ってきましたが、通話品質を一言で表現するなら「通話の際にお互いの声がどのくらいクリアに聞こえるか」となるでしょう。

 

通話品質が良好な場合は、お互いの通話が途切れにくく聞きやすいのでストレスなく会話できます。

 

しかし、通話品質が悪いと相手の声が聞こえづらい、自分の声が相手に届きづらい、または通話が途切れてしまうといった状態に陥ります。

通話品質はどのようにして決まるの?

では、通話品質の良し悪しはどのような要因によって変わるのでしょうか?

まず、大前提として押さえておきたいのが、携帯電話の電波の仕組みについてです。

 

スマートフォンやガラケーなどの携帯電話は電波をキャッチする仕組みになっており、大手携帯電話会社であっても格安SIMの事業者であっても仕組み自体は同じです。

 

格安SIMは大手携帯電話会社から設備を借り受けてサービス提供を行っているため、サービスエリアや受信できる電波はもちろん変わりません。

 

先ほど「格安SIMという理由だけで通話品質が劣ることはない」と説明したのは、こうした理由があるためです。

「VoLTE(ボルテ)」で通話品質向上!

同じ携帯電話会社を契約している&LTE対応の携帯電話端末同士であれば、通話品質を高い「VoLTE(ボルテ)」を利用することができます。

 

VoLTEは「Voice over LTE」の略で、LTEを利用して音声通話をするため、さらにクリアな音声通話を実現できるようになりました。

格安SIMでおトクに音声通話を楽しむには?

通信料金を格段に抑えられる格安SIMにおいて、音声通話をさらにおトクに利用するためにはどのような方法が有効なのでしょうか?

格安SIMはオプションが充実

格安SIMには、一定時間の通話がかけ放題になるオプションサービスを提供しているところもあります。

 

これを利用すると、一定額のオプション料金を支払うことによって「○分以内の通話であればかけ放題」となります。

 

「音声通話は使うけど、1回あたりの通話時間が数分程度と短い」という方も少なくないはず。

 

仕事などで短時間の通話を何回も利用する方にとっては、かけ放題のオプションサービスに加入したほうがトータルの利用料金を節約できるでしょう。

 

もちろん、友人や家族同士で長時間の通話をする機会が多い方は、LINEアプリを利用するなどしてうまく使い分けることも可能です。

格安SIMと大手の通話品質に違いはなし

格安SIMであっても、大手携帯電話会社と同様に音声通話は問題なく利用できます。

 

ただし、契約内容によっては音声通話が利用できないデータSIMもあるため、事前によく検討した上で選択しましょう。

 

今回のメインテーマである「通話品質」については、格安SIMも大手携帯電話会社も同じ通信の仕組みである以上、通信会社によって通話品質が異なるということはありません。

 

通話品質は、通話先の相手の環境や回線に左右されるケースが多いことを覚えておきましょう。

月額1,000円前後で通話可能なプランも!

格安SIMと大手携帯電話会社にはサービス内容に細かい違いはありますが、格安SIMの方が通信料金を圧倒的に安くできるケースがほとんどです。

初めてスマートフォンを契約する方も、他社からの乗り換えを考えている方も、格安SIMを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

※当ページの内容は2021年3月時点の情報です。

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