Spotify・AWA・LINE MUSICなどの音楽アプリの通信量は?
更新日:2021/3/31
この前、引き出しから古いiPodが出てきて、「懐かしいなぁ」と思い、聴いてみたら「懐かしいと思ったら結構最近の曲じゃん!」と驚きました。
スマホで音楽を聴くのは、今では当たり前ですが、つい最近まではそうじゃなかったんですよね。時代の流れの早さを感じました。
さて、スマホで音楽を聴く人にとって、気になることといえばデータ通信量。
今回は、音楽アプリ別のデータ通信量や、通信速度制限がかからないように音楽アプリを使う方法について紹介します。


音楽アプリ別のデータ通信量
そもそも、音楽アプリはどのような仕組みで音楽が再生されるのか、ご存知でしょうか。
今回取り上げる「Spotify」「AWA」「LINE MUSIC」などの音楽アプリは、「ストリーミング再生」という仕組みで聴ける、音楽配信サービスです。
聴きたい曲を選択すると、その曲のデータをサーバーからダウンロードして、再生しています。
1曲のデータをダウンロードせずに、サーバーから届いた順(イントロ〜)に、随時データを再生することができますので、すぐに音楽を聴くことができます。
しかし、データをスムーズにダウンロードできるインターネット環境がなければ、途中で再生が止まってしまうことも。
また、音楽を再生する度にデータ通信量を消費しているので、利用し過ぎると、通信速度制限がかかる可能性もあるのです。
ですが、再生する音質を低めに設定変更することで、データ通信量を抑えることができます。
データ通信量を比べる際には、それぞれの音質とデータ通信量の関係性に注目しましょう。
【Spotify】4段階で音質調整/最高音質は有料
Spotifyには、4段階の音質があります。
無料プランで利用する場合は、低音質から高音質までの3つの音質から選択します。


通信量を表す「kbps」は1秒間のデータ量を表しているので、1時間利用した場合のデータ容量に換算すると、以下のような目安になります。


やはり、音質が良くなると、その分データ通信量は大きくなりますね。
また、無料プランの場合、Spotifyの広告再生も別途データ通信量を消費するため、利用する際には注意が必要です。
【AWA】3段階で音質調整/最高音質はWi-Fi接続のみ
AWAは3段階の音質設定で、データ通信量を調整することができます。


Spotifyと比較すると、低音質のデータ通信量は多くなっていますが、高音質の通信量は少なく、音質の差が大きく変わらないのが特徴です。


【LINE MUSIC】3段階で音質調整/ネット接続環境に応じた自動設定
LINE MUSICでは、3段階の音質が準備されています。


他のアプリと比較して、中音質のデータ通信量が多いことが特徴です。
デフォルトで準備している音質が高いということです。
ですので、何も知らずに中音質を選択して音楽再生すると、他のアプリよりもデータ通信量を消費してしまう可能性があります。


LINE MUSICは、こうしたデータ通信量をカバーする設定として、
・データ節約モード
・Wi-Fi接続時以外はストリーミング再生をオフにできるモード
など、機能をカスタマイズすることができる仕様になっています。
通信速度制限を気にせず音楽アプリを使う方法


音楽アプリごとに選べる音質にはそれぞれ違いがありますが、いずれも長時間音楽を再生する際には、データ通信量が気になるところです。
「データ通信量を気にしないで、存分に音楽を楽しみたい!」
そんな方にぜひ試して欲しい、通信速度制限にかからずたくさん音楽が聴ける方法を紹介します。
Wi-Fi接続時のみ再生
最も安心して音楽を再生できるのは、Wi-Fi接続時のみ音楽を楽しむようにすることです。
自宅はもちろん、モバイルWi-Fiを利用したり、無料のWi-Fiスポットを使うことで、外でも音楽を楽しむことができます。
音楽データをダウンロードしてオフライン再生
「Spotify」「AWA」「LINE MUSIC」は、いずれもダウンロードして曲を再生することもできます。
何度も楽しみたい曲であれば、1度ダウンロードしてしまえばデータ通信量を気にすることなく聴くことができます。
・新しい曲を聴きたいときはWi-Fi接続
・いつもの曲を聴くときはダウンロードしてオフライン再生
と使い分ければ、データ通信量を大幅に抑えながら音楽を楽しめるでしょう。
※当ページの内容は2021年3月時点の情報です。